花のように あるがままに 在日コリアン舞踊家・裵梨花 作品情報
はなのようにあるがままにざいにちこりあんぶようかぺいふぁ
京都に住む62歳の裵梨花さんは韓国料理店の経営で生計を立てながら、夫・徳鉄さんの週三回の透析治療に付き添う多忙な日々を過ごしている。しかし、そんな苦労をおくびにも出さない彼女は、持ち前の明るさとバイタリティで多彩な活動に勤しんでいる。韓国語を交えて舞踊やチャンゴ(太鼓)を教え、中学校での人権教育では涙ながらに平和の貴さを語りかけ、時には趣味の都都逸にも頭を捻る。そんな裵さんは、父・学奉さんが朝鮮半島から連れてこられた導水路トンネルを掘った発電所のある宮崎県の山奥・上米良へ旅に出る。父と母・南伊さんの苦悩の歴史に思いを馳せる裵さん。彼女が在日コリアンとして生まれた理由とは? 様々な資料や証言で、日本の朝鮮侵略の歴史と強制連行の真実が明らかにされる。裵さんは、故郷・岐阜県各務原市の両親の墓に詣でる。1953年生まれの裵さんの生い立ちは、戦後の在日コリアンの歩みと重なる。今、裵さんの子供たちは三代にわたる家族の歴史を礎としながら、それぞれの新たな世界に旅立とうとしている。
「花のように あるがままに 在日コリアン舞踊家・裵梨花」の解説
京都の在日コリアン舞踊家・裵梨花さんに密着したドキュメンタリー。父・裵学奉さんの貴重な証言テープやインタビュー映像、父が連れてこられた博多から宮崎県上米良への裵梨花さんの探訪の旅で、日本と朝鮮半島をめぐる問題に切り込む。監督は、「荒木栄の歌が聞こえる」の港健二郎。
京都在住で在日コリアンの舞踊家ペ・イファに密着したドキュメンタリー。「募集」という名の強制連行で韓国から異国の地である日本へやってきた父ペ・ハッポンの証言テープやインタビュー映像などから、日本と朝鮮半島をめぐる歴史を問う。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2016年3月19日 |
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キャスト |
監督:港健二郎
出演:裵梨花 |
配給 | 映画センター全国連絡会議 |
制作国 | 日本(2015) |
上映時間 | 77分 |
公式サイト | http://hana-aru.com/ |
(C)オフィス3710
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