P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2021-04-03
そして本篇出演のジェニファー・ジェイソン・リーがブリジット・フォンダと共演した異色のホラーサスペンスな映画がバーベット・シュローダー監督作品〈ルームメート〉1992
へいとふるえいと
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そして本篇出演のジェニファー・ジェイソン・リーがブリジット・フォンダと共演した異色のホラーサスペンスな映画がバーベット・シュローダー監督作品〈ルームメート〉1992
展開が読めず最後まで集中して見てしまった。
3人の悪党の関わるシーンがもっとあるとより面白かった。
ヘイトフル・エイトの元ネタだとは見た後で知ったが、見ている時にも何となく似ているなという感じはしていた。
決して、B級とか低予算とか残酷ウエスタンとかで決めつけられけなされるような作品ではない。
そして,タランテーノ監督の本篇に多大な影響を与えたウエスタンがロバート・ハンター,エマ・コーエン等の出演する本邦未公開映画〈カット・スロート・ナイン〉(ホアキン・ロメロ・マルチェント監督1972)だった。ストップ・モーションとフラッシュバックの効果的な使用や其の写実描写が残酷な迄の極限情況を演出した傑作
美術監督・種田陽平の仕事に注目しながら観ると面白い作品!冒頭の雪の中のイエス磔刑像からしてキム・キドク監督〈ピエタ〉と親和性が有りそうだったー。死体を馬車に積んでの悪漢無頼なロードムービなのかも知れない。其の馬車内部の密室劇ではヒッチコック監督作品〈ロ-プ〉見たいな諧謔な雰囲気 も漂った。
難解でしたが面白かったですよ。
ただねえ、専門雑誌のコラム記事でも書かれていたが、この映画、アメリカ国内では「70ミリ」で上映された劇場もあったとか…。デジタル上映が当たり前となった日本では、シネコンの小さなキャパでやっているね。せめて東京、大阪ではどこか「70ミリ」でやって欲しかったナ。
評価が分かれてる様ですがタランティーノ作品は本来そういうもんです「嫌いなら仕方ない」。「自分が観たい、好きな作品を作る」ブレない作家性は見事です。個人的に今回気に入った点は「何度もドアを蹴り破る」!(笑)。新聞のコラムに「映画の中くらい血みどろでもいいじゃないか」というのがありました。僕もそう思います。
あらすじを見て「また途中からゾンビ物になるのかなあ」、悪夢よ再び、と思ってしまったが、幸いそういうこともなかった。登場人物がみな「憎むべき人物」(ポリシー的にはジョン・ルースがまし)で、ドラマを引っ張れるのは見事。ただ、ミステリーのメインネタが個人的に許せん(笑)ので、この星です。
かなりブラックな笑いで、いきなり頭を吹っ飛ばされたりするのでグロいです←命乞い無視(;-_-+ 謎解き密室殺人でもなく、殺人が起きても誰が犯人かわかります。なにせ皆の前で撃ちますから。まあ、強いていうなら何故こんなことが起きてるのか・が最後までわかりません。どれもこれもウソなのか1つくらいホントがあるのか…どうなんでしょう。