光りの墓 作品情報
ひかりのはか
タイ東北部にあるかつて学校だった病院。この病院のベッドには、“眠り病”にかかった男たちが眠っていた。ここを訪れ、面会者のいない“眠り病”の青年の世話を始めた女性ジェン(ジェンジラー・ポンパット・ワイドナー)は、眠る男たちの魂と交信する特殊な力を持つ若い女性ケン(ジャリンパッタラー・ルアンラム)と知り合う。そして、病院のある場所が遥か昔に王様の墓だったことを知り、眠り病との関係に気づく。やがて青年は目を覚ますが……。
「光りの墓」の解説
「ブンミおじさんの森」でカンヌ映画祭パルム・ドールに輝いたタイのアピチャッポン・ウィーラセタクンが、自らの故郷で撮影した作品。原因不明の“眠り病”を患った男たちが眠る病院を訪れた女性の体験が、ユーモアを交えて綴られる。出演は「ブリスフリー・ユアーズ」のジェンジラー・ポンパット・ワイドナー、「トロピカル・マラディ」のバンロップ・ロームノーイ。
アピチャッポン・ウィーラセタクンが故郷で撮影したドラマ。謎の“眠り病”にかかった兵士たちが収容されるタイ東北部の病院。身寄りのない患者の世話をするジェンは、病院で眠る兵士たちの魂と交信できる特殊能力を持った女性ケンと親しくなる。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2016年3月26日 |
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キャスト |
監督:アピチャッポン・ウィーラセタクン
出演:ジェンジラー・ポンパット・ワイドナー バンロップ・ロームノーイ ジャリンパッタラー・ルアンラム |
配給 | ムヴィオラ |
制作国 | タイ イギリス フランス ドイツ マレーシア(2015) |
上映時間 | 122分 |
(C) Kick the Machine Films/ Illuminations Films
ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2017-08-01
嘗て東京国際映画祭等で来日した際にアピチヤポー監督のティーチイン があった。夢との関係性の質疑で「映画は夢に多くを負っているのです」と監督が言う。本編は正に夢か現かの瀬戸際の物語だ!セルゲイ・パラジャーノフ監督の言葉にも「私は夢の中に映像が出て来る迄待つのです」と言うのがあった。黒澤明監督作品〈夢〉も文字通り其れだったしねー。