P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2023-08-21
東京芸術座のアトリエで上演中なのが不屈の男たちの群像劇・アンブレイカブル何だそんなお芝居を観賞して居て本篇の映像が
ふくつのおとこあんぶろーくん
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東京芸術座のアトリエで上演中なのが不屈の男たちの群像劇・アンブレイカブル何だそんなお芝居を観賞して居て本篇の映像が
同じようなタイトルの小説『アンブレイカブル』(柳広司・著)を読む…。戦前の小説家・小林多喜二,哲学者・三木清等の活動家を弾圧する側から見た〈不屈の人々〉の群像劇だったが敗れざる者たちの姿はアンジェリーナ・ジョリー監督の本作にも共通するテーマなのかも知れないと
本篇にも別の監督作品の一寸劇画調の続篇がある何て知らなかったね!
この映画は反日映画ではないね。監督のアンジーは日本に対してリスペクトしている。過去の日本軍が出てくる戦争映画では当たり前のように「jap」という表現が出てくる。ところがこのアンブロークン には、この描写がない!その点に驚いた。
ただ創作を入れてしまったのは良くなかった。捕虜がルイを「殴る」のは有り得ない。日本の軍隊ではビンタだった。ただ米軍兵士は日本人のビンタを屈辱的な行為と感じていたとも聞いた。だからビンタではなく、パンチになったのだろう。
本編はロードショー館でも観たがメイキング映像を視聴するとアンジョリーナ・ジョリー監督が主演のオコンネルを起用する際の入念さやMIYABI演じる日本の軍人を単なる悪玉にしていない描き方の複雑さが判って興味深い!憎しみと報復の連鎖では無く愛と赦しの現代的な主題を打ち出した彼女の渾身の一作何だね。