P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2021-04-08
ソノヤ・ミズノのダンスシーンを視るとエマ・ストーンと共に踊った黄色のドレス のミュージカル〈ラ・ラ・ランド〉のワンsceneも浮かぶ
えくすまきな
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ソノヤ・ミズノのダンスシーンを視るとエマ・ストーンと共に踊った黄色のドレス のミュージカル〈ラ・ラ・ランド〉のワンsceneも浮かぶ
classicサイレント映画〈メトロポリス〉から〈ブレードランナー〉〈AI〉〈空気人形〉迄,アンドロイド等の変容振りが愉しく想起される
柔らかい肌を纏うヒロインの視覚効果…アンドリュー・ホワイトハースト監修のその効果がアカデミー賞に
それから部屋に世紀末ウィーンのグスタフ・クリムトの絵画が掛けられて居る様に官能美が本篇には漂う…
更にソノヤ・ミズノ嬢がエキゾチックな不思議な魅力を醸し出して居るんだ…。映画「ラ・ラ・ランド」やユニクロのCMでもお馴染みらしいんだが、本編ではアリシア・ヴィキャンデルのmachineの均質美とは対照的な神秘的な肉感が印象に残ってー。球状関節人形的なフェテシズム感では谷崎潤一郎や川端康成のシュールで耽美的な日本文学作品も連想させた!
そして続いてマイケル・くライトン・脚本・監督の映画〈ウエスト・ワールド〉を視た…。ロボトミーのダンデイーなユル・ブリンナーのスキン・ヘッドと本編のヒロインのエヴァ嬢は完全に重なったんだね🤖映画〈ジュラシック・パーク〉風なシュチュエーションも見られて…。今改めて観ると制御不能な原発事故の様でも在って怖い!本編の方はミッション毎の章立てにしていて一寸映画の流れが止まって仕舞った気もしたけどー。マキナのヒロインと共にアンドロイドのキョウコ嬢の切れ長な目元が何とも可愛くて🎵
映画〈ウエスト・ワールド〉とJコミック原作の映画〈空気人形〉っとをミックスした様な世にも不思議な物語。閉塞空間と登場人物の限られた各セッションに区割りされたstory展開。映画〈クローバーフィールド・レーン〉見たいなテイストもする。寿司を食べるシーンやキョウコと云うメイド・ロボットが出て来たりと日本情趣が漂っている。グッピーの如く透けたボデイのエヴァ役のアリシア・ヴィキャンデル嬢のインテリジェンスと人間の皮膚を回復したヌーデイな彼女との美の共演!アイザック・アシモフの唱えたロボット三原則は厳守されるのか🎵
なんとも不思議な独特の美しさのある映画。機械からみの部分だけでなく、自然や室内、女性美の描写にも。キャラもよくこんな適材を捕まえてきたなあ、本物では、と思うくらい。進化した人工知能の究極に、感嘆するか、虚しさを感じるか。私は後者でした。