ハッピーエンドの選び方 作品情報
はっぴーえんどのえらびかた
エルサレムの老人ホームに暮らすヨヘスケル(ゼーブ・リバッシュ)の趣味は、ユニークなアイディアで皆の生活を少しだけ楽にするようなものを発明すること。ある日、ヨヘスケルは、望まぬ延命治療に苦しむ親友マックスから、安楽死できるような発明を考えてほしいと頼まれる。妻レバ―ナ(レバーナ・フィンケルシュタイン)は猛反対するが、お人よしのヨヘスケルは親友を助けたい一心で、自らスイッチを押して苦しまずに最期を迎える装置を発明する。同じホームの仲間たちの助けも借りて計画を準備、数々の困難を乗り越え、やがて自らの意思で安らかに旅立つマックスをヨヘスケルは見送るのであった。だが秘密だったはずのその発明の評判は瞬く間に広がり、ヨヘスケルのもとに依頼が殺到。そんな中、レバーナに認知症の兆候が表れ始め……。
「ハッピーエンドの選び方」の解説
老人ホームに暮らす男が、自らスイッチを押すだけで苦しまずに最期を迎えることができる装置を発明したことから巻き起こる騒動をユーモラスな筆致で描くイスラエル映画。監督・脚本はイスラエル映画界の新鋭、シャロン・マイモンとタル・グラニット。出演は、モロッコ出身のベテラン俳優ゼーブ・リバッシュ、「フットノート」のアリサ・ローゼン。
第71回ヴェネチア国際映画祭にて観客賞を受賞したドラマ。ユニークな発明が趣味のヨへスケル。望まぬ延命治療に苦しむ親友マックスから安楽死ができる発明をしてほしいと依頼され、スイッチを押すだけで穏やかに最期を迎えられる装置を作るが……。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2015年11月28日 |
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キャスト |
監督:シャロン・マイモン
タル・グラニット
出演:ゼーブ・リバシュ レバーナ・フィンケルシュタイン アリサ・ローゼン イラン・ダール ラファエル・タボール ヨセフ・カルモナ ヒラ・サージュ |
配給 | アスミック・エース |
制作国 | イスラエル(2014) |
上映時間 | 93分 |
(C) 2014 PIE FILMS/2-TEAM PRODUCTIONS/PALLAS FILM/TWENTY TWENTY VISION.
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ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。
P.N.「PineWood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2017-04-26
人生のハッピーエンド装置は故障続き。記憶が薄れて病の進行が老人ホームで過ごす者にとって不安要因。その時に安らかな死をもたらす、そんな夢の装置が発明されたらどうなるか。ユーモラスな発想のペーソス溢れる老人達の多幸感な映画が誕生した!映画<海を飛ぶ夢>等、尊厳死を巡る作品はよく生きるとはどう言う事か考えさせられる…