俳優 亀岡拓次 作品情報
はいゆうかめおかたくじ
俳優の亀岡拓次(安田顕)は37歳の独身。次から次へと現場を渡り歩いては小さな役をこつこつと演じていき、スタッフからの信頼は厚い。彼に回ってくるのは主役ではなく脇役ばかりではあるものの、極力不平不満を口に出さず、撮影現場と酒場を行き来する地味な毎日を過ごしていた。ある夜、ロケのために訪れた長野県諏訪市で立ち寄った居酒屋『ムロタ』で若女将の安曇(麻生久美子)に恋をしてしまう。しかし亀岡は撮影のため都内から地方まで方々に飛ぶ上に、初めての舞台の仕事が入り劇団『陽光座』の稽古場にも通う日々。そんな中、極秘来日した世界のアラン・スペッソ監督の新作オーディションを受けるというチャンスが舞い込み、亀岡は憧れの監督の前で懸命に熱演する。ある時、脇役仲間の宇野(宇野祥平)に恋をしているかふと尋ねたところ、てっきり自分と同じく独り身だと思っていた彼が結婚していたことを知り、亀岡の心に火が付いた。亀岡は花束を手に安曇のいる『ムロタ』に向かってバイクを走らせる――。
「俳優 亀岡拓次」の解説
演劇ユニット『TEAM NACS』の一員で「新宿スワン」他に出演する安田顕を主演にした、「ウルトラミラクルラブストーリー」の横浜聡子監督6年ぶりの長編。地味な生活を続ける脇役俳優が恋をしたことから、彼の人生が動き始める。パフォーマンスグループ『鉄割アルバトロスケット』を主宰する戌井昭人の同名小説を原作にしている。主人公が恋する居酒屋の若女将を「グッモーエビアン!」の麻生久美子が、大女優を「魂萌え!」の三田佳子が演じる。また山崎努、新井浩文、染谷将太、映画監督の大森立嗣が主人公を起用する監督たちとして出演している。劇場公開に先駆け、第28回東京国際映画祭アジアの未来部門で2015年10月25日、30日に上映された。
演劇ユニット『TEAM NACS』のメンバー安田顕を主演に迎えた「ウルトラミラクルラブストーリー」の横浜聡子監督作。地味な生活を送る37歳独身の脇役俳優亀岡拓次は、ある日ロケ地で訪れた長野県諏訪で、居酒屋の女将・安曇に恋をしてしまう。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2016年1月30日 |
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キャスト |
監督:横浜聡子
原作:戌井昭人 出演:安田顕 麻生久美子 宇野祥平 新井浩文 染谷将太 浅香航大 杉田かおる 神戸浩 東陽片岡 廣瀬裕一郎 筒井奏 工藤夕貴 三田佳子 山崎努 大森立嗣 不破万作 戌井昭人 金子清文 平田薫 中沢青六 廣井ゆう 黒岩司 メラニー 野嵜好美 ガルシア・リカルド 鈴木晋介 日向丈 |
配給 | 日活 |
制作国 | 日本(2016) |
上映時間 | 123分 |
(C) 2016『俳優 亀岡拓次』製作委員会
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ユーザーレビュー
総合評価:3点★★★☆☆、3件の投稿があります。
P.N.「辛口マン」さんからの投稿
- 評価
- ★★☆☆☆
- 投稿日
- 2016-03-11
2時間3分はさすがに長い。ダラダラと無駄なシーンが多い。あと40分切って1時間20分程度でOK。スペインの名監督のシーンや三田佳子の場面も必要なし。麻生久美子とのやり取りだけで十分傑作になると思う。いろいろと手を伸ばし欲張り過ぎると焦点ボケてロクなことはない。