P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2019-02-13
そして、本編documentaryはサム・ペキンパー監督のメキシコ・ロケーション秘話等アリ・マッグロー,アーネスト・ボーグナイン等サム・ペキンパー作品に出演したキャストやスタッフ等のinterviewを交え創作の秘密や監督の人間性にも迫る。「よく独特なタッチを指摘されるけどが全力投球,がむしゃらに撮ってる丈さ」と言って退けた言葉が印象的何だ🎬
さむぺきんぱーじょうねつとびがく
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そして、本編documentaryはサム・ペキンパー監督のメキシコ・ロケーション秘話等アリ・マッグロー,アーネスト・ボーグナイン等サム・ペキンパー作品に出演したキャストやスタッフ等のinterviewを交え創作の秘密や監督の人間性にも迫る。「よく独特なタッチを指摘されるけどが全力投球,がむしゃらに撮ってる丈さ」と言って退けた言葉が印象的何だ🎬
撮影ジョン・コキロンのカメラワークと共に発揮されるサム・ペキンパー監督のバイオレンスの美学は、映画「ビリーザキッド~21才の生涯・特別版」ではボブ・デイランの曲に乗せて奏でられた。ボブも無口でシャイな役処としてクリス・クリストファーソンの演じるビリー・ザキッドの相棒を務めていた…。そしてビリーを撃つジェームス・コバーンのダンデイな魅力が色濃く出た作品でも在ったー。
映画<わらの犬>でスーザン-ジョージに暴行するシーンにスローモーションが用いられている…。そのレイプシーンは彼女の脳裡に絶えずトラウマとなって表れる。其処はオブセッショナルな断片の悪夢として挿入される。心理的な情景を繊細にリアルに現実的に映像化する為のサム-ペキンパー監督の映画マジックなのだ。本編はそのスタイルの完璧さでスタンリー-キューブリック監督<時計仕掛けのオレンジ>と双璧を成す!
サム・ペキンパー監督のイメージと言うとバイオレンスなスローモーションとピンク・フロイドの音楽見たいだが、ダステン・ホフマン主演の映画(わらの犬)を観ると意外なシュチュエーションに驚かされる!!このアメリカ人数学者は非暴力の無抵抗主義者として描かれているのだ…。スタインベックの(二十日鼠と人間)を思わせるエピソードも織り込まれて、ホフマンは無実の罪人を守る姿の正義漢なのかも知れない♪本ドキュメントは、例えばそう言ったペキンパー創作のヒントを与えてくれる。