パージ 作品情報

ぱーじ

失業率1%、犯罪率は史上最低という豊かで平和な国になったアメリカ。それは、1年に一晩だけ殺人を含むすべての犯罪が合法になる法律“パージ法”のお陰だった。ジェームズ・サンディン(イーサン・ホーク)はパージに備えてセキュリティシステムを販売する会社のトップセールスマンで、パージのあるこの日も商談を成立させ、昇進を決める。妻は理想的な主婦メアリー(レナ・ヘディ)で、彼氏を父親に認めてもらえずやきもきとしている娘ゾーイ(アデレイド・ケイン)、内向的な性格で、カメラを取りつけたラジコン人形に夢中の息子チャーリー(マックス・バークホルダー)の4人で暮らしている。彼らはパージが始まる前に食事を取り、ジェームズの昇進を喜んだ。そして、自社の頑丈な防犯システムを起動する。家の窓をすべて分厚い防犯シャッターで覆い、いたるところに設置された監視カメラで見張り、侵入者を許さない体制を整える。19時、政府の放送とサイレンにより、パージの時間が始まる。自室にこもろうとしたゾーイの前に、なぜか彼氏の姿が現れる。ジェームズは書斎で残務処理、メアリーはランニングマシーン、チャーリーはラジコン人形で家のパトロールと、思い思いに過ごしていた。チャーリーの人形のカメラに助けを求める男の姿が映る。パージのターゲットとなったその男を見過ごすことができず、チャーリーはセキュリティを解除してしまう。それに気づいたジェームズは再度セキュリティを起動するが間に合わず、得体の知れない男と対峙してしまう。銃で牽制していると、上の階からゾーイの彼氏が発砲してくる。激しい銃撃戦の末、立ち尽くしていた男は姿を眩ます。そこへチャイムが鳴り、薄気味悪い仮面をつけ、武器を手にしたパージ推進派の暴徒たちが押し寄せてくる。リーダー格の男は、匿っている男を引き渡さないと皆殺しにすると言い放つ。翌朝7時のパージ終了まで、サンディン一家は無事に生きることができるのか……?

「パージ」の解説

1年に一晩だけ殺人を含むすべての犯罪が合法になる法律“パージ法”が存在する世界を舞台にしたエクストリーム・スリラー。殺人のターゲットの男を匿ってしまった家族の運命を描く。監督・脚本は、「アサルト13 要塞警察」脚本のジェームズ・デモナコ。出演は、「6才のボクが、大人になるまで。」のイーサン・ホーク。

低予算ながら全米で大ヒットしたサバイバル劇。年に一晩だけ殺人を含む全犯罪が合法になる“パージ”の日を、セキュリティが完璧な家で妻子と過ごすセールスマンのジェームズ。だが、防犯カメラ越しに助けを求める男を放っておけず迎え入れてしまう。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2015年7月18日
キャスト 監督ジェームズ・デモナコ
出演イーサン・ホーク レナ・ヘディ アデレイド・ケイン マックス・バークホルダー エドウィン・ホッジ リース・ウェイクフィールド アリヤ・バレイキス クリス・マルキー
配給 シンカ(配給協力:シンカ パルコ)
制作国 アメリカ(2013)
年齢制限 R-15
上映時間 85分

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ユーザーレビュー

総合評価:4.5点★★★★☆、4件の投稿があります。

P.N.「ホームセキュリティ」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2022-02-12

面白い!ありそうでなかった設定が秀逸だし、期待を裏切らない展開も最後まで楽しめました。続編もあるようなので全部観たいですね。
パージを容認する少しだけ狂った世界。
ポテンシャル高めの設定なので(笑)色んな角度からストーリーが作れるでしょうね。単なるエンターテイメントを超えて何らかの思想というかメッセージに到達して欲しいと期待してます。

最終更新日:2022-07-26 11:03:25

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