バール 作品情報

ばーる

才能あふれる若き詩人バールは、社会のあらゆる規範を無視して放埓な暮らしをしている。周囲には崇拝者が集まるが、バールは彼らを虫けらのように扱う。とりわけ女性に対する態度はひどく、絶望の末に自殺する者もいた。愛を求めてすがりつく者たちを拒絶し、嘲笑するのがバールの日常なのだ。やがてバールは放浪の末に親友を刺殺してしまい、まもなく自らも、誰にも看取られることなくみじめな最期を迎える。

「バール」の解説

「ブリキの太鼓」で知られるフォルカー・シュレンドルフ監督が、ドイツの劇作家ベルトルト・ブレヒトの戯曲に基づいて映画化したドラマ。ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーが主人公バールを演じた。1970年にテレビ映画として制作されたが、ベルトルト・ブレヒトの遺族により放送・上映を禁止され、長い間幻の映画となっていた。2011年に、遺族の承諾を受け、デジタル化され上映することができることとなった。2014年11月21日に、東京ドイツ文化センター 主催のドイツ映画特集2014として日本国内でも上映された。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2014年11月21日
キャスト 監督フォルカー・シュレンドルフ
原作ベルトルト・ブレヒト
出演ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー シギ・グラウエ マルガレーテ・フォン・トロッタ ハンナ・シグラ イルム・ヘルマン
制作国 ドイツ(1970)
上映時間 88分

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最終更新日:2022-07-26 11:03:25

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