P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2017-11-29
そして王兵監督の映画〈フォンミン~中国の記憶〉はフォンミン老師のロング・インタビューをカメラで延々と追ったドギュメント!映像のモンタージュやコラージュの技法を排したシンプルな制限された映画言語が力強い印象を残した傑作。日暮れて幽かに浮かぶ彼女の表情や佇まいから文革の恐るべき体験が垣間見えて来るかの様だ。
しゅうようびょうとうぜんぺん
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そして王兵監督の映画〈フォンミン~中国の記憶〉はフォンミン老師のロング・インタビューをカメラで延々と追ったドギュメント!映像のモンタージュやコラージュの技法を排したシンプルな制限された映画言語が力強い印象を残した傑作。日暮れて幽かに浮かぶ彼女の表情や佇まいから文革の恐るべき体験が垣間見えて来るかの様だ。
<カッコウの巣の上で>は、精神病院を舞台にした劇映画だったが本編は、勿論プロの俳優が出て来る訳ではないー。だが、収容病棟での日常生活の中に潜むドラマがひとつひとつ炙り出されたドキュメントだ!!
ワン・ビン監督はカメラを病室に据え置きカメラの存在を消して仕舞ったかの様だ。それは、かつての羽仁進監督の<教室の中の子どもたち>を連想させる…。