叛乱者たち 作品情報
はんらんしゃたち
18世紀末、スペインによる植民地支配からの解放を目指すボリビア先住民族の戦いが始まる。その発端となったのが、1781年の“ラパス包囲戦”。以来、長年に渡って先住民族たちの戦いは続いたが、植民地期の叛乱は公認の歴史書の中では無視されることが多かった。本作では、その叛乱を担った人物や事実経過を掘り起してゆく。近年も、2000年のコチャバンバにおける水道事業民営化反対闘争、2003年の天然ガス売り渡し反対闘争など、新自由主義的経済秩序を軸としたグローバリゼーションの趨勢に対する抵抗は続いた。そして、最初の蜂起から半世紀を経た2005年、ついに先住民出身のエボ・モラレス政権が誕生する。
「叛乱者たち」の解説
1960年代からアンデス先住民の価値観をベースに集団で映画制作を行なうボリビアのウカマウ集団。これを率いるホルヘ・サンヒネス監督(「最後の庭の息子たち」)が、18世紀から続くボリビア先住民族の戦いの歴史を描いたドラマ。出演はルカス・アチリコ、「地下の民」のレイナルド・ユフラ、ロベルト・チョケウアンカ。
アンデス世界の価値観に基づく映画手法で作品を撮り続ける、ボリビア・ウカマウ集団。代表的な監督による、スペインの支配からの解放を目指した戦いから、先住民出身の政権が誕生するまでのボリビアの歴史を綴り、今日的な問題の内省を促す長篇。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2014年5月4日 |
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キャスト |
監督:ホルヘ・サンヒネス
出演:ルカス・アチリコ レイナルド・ユフラ ロベルト・チョケウアンカ |
配給 | 自主配給 |
制作国 | ボリビア(2012) |
上映時間 | 83分 |
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