ぼくたちの家族 作品情報
ぼくたちのかぞく
ごく平凡に暮らしていた若菜家に、ある日、激震が走る。母・玲子(原田美枝子)に脳腫瘍が見つかり、余命1週間を宣告されたのだった。父(長塚京三)や独立した長男の浩介(妻夫木聡)、大学生の次男・俊平(池松壮亮)は動揺。玲子の病状は進み、浩介が誰だかわからなくなり、ひた隠しにしてきた不満や本音を吐き出していく。さらに父は多額のローンを抱え、母はサラ金に通っていたことがわかり、これまで波風立てずにやってきた若菜家は大きな問題を抱えていたことを浩介はまざまざと思い知らされる。どうしたらいいのかわからないながらも、浩介と俊平は何とかしようと動き始める……。
「ぼくたちの家族」の解説
「川の底からこんにちは」が第60回ベルリン国際映画祭フォーラム部門に招待され、「舟を編む」で第86回アカデミー賞外国語映画賞日本代表作品に選出されるなど、国内外から注目される石井裕也監督が、早見和真の同名小説(幻冬舎文庫・刊)を映画化。脳腫瘍のため母が余命いくばくもないことがわかり、それまで見ぬふりをしてきた問題に真剣に向き合おうとする家族を描くヒューマンドラマ。結婚し独立した真面目な長男を「悪人」の妻夫木聡が、家族について諦めたような顔をする次男を「愛の渦」の池松壮亮が、病状が進行し隠していた本音を漏らす母を「愛を乞う人」の原田美枝子が、多額の借金を背負う父を「東京夜曲」の長塚京三が演じる。
「舟を編む」の石井裕也が、実力派俳優を迎えて送るドラマ。脳腫瘍で余命7日間と診断された主婦の玲子と、それを知って混乱する夫と息子たち。次第に家族を認識できなくなってゆく母は、これまで黙っていた本音や愚痴を次々と吐露してしまう。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2014年5月24日 |
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キャスト |
監督:石井裕也
原作:早見和真 出演:妻夫木聡 原田美枝子 池松壮亮 長塚京三 黒川芽以 ユースケ・サンタマリア 鶴見辰吾 板谷由夏 市川実日子 |
配給 | ファントム・フィルム |
制作国 | 日本(2013) |
上映時間 | 117分 |
(C)2013「ぼくたちの家族」製作委員会
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ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。
P.N.「れいれい」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2014-05-20
試写会で観ました。実話であり、医療と家族の抱える問題が現実的に描かれていました。私は看護師としても家族の一員としても、自分自身の課題を感じました。これが患者サイドの持たれている問題であり、医療従事者や病院が患者サイドに立ち取り組むべき課題と感じます。繰り返し観たい映画です。ありがとうございました。