家族の灯り 作品情報
かぞくのあかり
ヨーロッパの小さな港町。年老いたジェボ(マイケル・ロンズデール)は、妻ドロテイア(クラウディア・カルディナーレ)と義理の娘ソフィア(レオノール・シルヴェイラ)のために会計士としていまだ働き続けている。8年前に失踪した息子ジョアン(リカルド・トレパ)に会いたいと嘆くばかりの妻に、ジェボは何かを隠しているかに見えた。そんなある日、突然ジョアンが戻り、すべてが変わっていく……。
「家族の灯り」の解説
ポルトガルの作家ラウル・ブランダンの戯曲を基に「ブロンド少女は過激に美しく」のマノエル・デ・オリヴェイラ監督が映画化。小さな港町を舞台に、失踪した息子の帰りを待ちわびる父と母、妻の姿を描く。出演は「楽園からの旅人」のマイケル・ロンズデール、「ブーベの恋人」のクラウディア・カルディナーレ、「突然炎のごとく」のジャンヌ・モロー、「永遠の語らい」のレオノール・シルヴェイラ、「ブロンド少女は過激に美しく」のリカルド・トレパ、「ノン、あるいは支配の空しい栄光」のルイス・ミゲル・シントラ。
105歳を迎えた現役最高齢の映画監督として知られるポルトガルの巨匠、マノエル・デ・オリヴェイラが贈るヒューマン・ドラマ。8年前に忽然と姿を消した息子の身を案じる母と彼の妻、失踪の理由を知る父。そんな彼らのもとへ息子が帰ってくる。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2014年2月15日 |
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キャスト |
監督:マノエル・デ・オリヴェイラ
原作:ラウル・ブランダン 出演:マイケル・ロンズデール クラウディア・カルディナーレ ジャンヌ・モロー レオノール・シルヴェイラ リカルド・トレパ ルイス・ミゲル・シントラ |
配給 | アルシネテラン |
制作国 | ポルトガル フランス(2012) |
上映時間 | 91分 |
ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2018-07-10
暮れ泥む山下公園の波止場で今は観光用の停泊船である豪華客船の氷川丸を眺めていたら、本編の絵画の如き冒頭シーンがふと蘇って来た…。岩波ホールでロードショー公開時にポルトガルの世界最高齢のエマヌエレ・オリビエイラ監督の珠玉の作品を見に行った。イタリア映画の大女優クラウデイア・カルデイナーレは現役で矢張り本編の華で有る。舞台劇の様な静謐なドラマだがラストシーンの怒りのクライマックスこそ巨匠の手腕の見世処、映画の醍醐味何だ??