ファルージャ イラク戦争 日本人人質事件…そして 作品情報

ふぁるーじゃいらくせんそうにほんじんひとじちじけんそして

2004年、イラクへ支援のため行った日本人3人が、日本政府へ自衛隊撤退を要求するための人質として、ファルージャで地元の武装グループに拘束された。日本国内では3人の軽卒な行為が国に迷惑をかけたとして“自己責任”を問われ、同時に事件と関係のない誹謗、中傷も行われた。あれからおよそ10年。高遠菜穂子さんは、事件後のPTSDを乗り越え、再びイラク支援を続けていた。イラクでの先天異常児は戦争以後、今も増え続けているのが実情。また撮影中のファルージャでは、親米的な政府と対立する宗派の抗争も発生していた。そこには、まだ平和とは言い難いイラクの現実があった。一方、人質事件のもう1人の当事者、今井紀明さんは、高遠さんと同じくPTSDに悩まされ、5年もの間、対人恐怖症に苦しんだ。現在は大阪で、不登校や引きこもりなどの若者を支援するNPOの代表をしている。社会から拒否された存在に、昔の自分を見て何かできないかと思ったという。それぞれにとってあの戦争、あの事件が引き起こした問題はまだ片付いていない。

「ファルージャ イラク戦争 日本人人質事件…そして」の解説

イラク戦争から10年を経て、2004年に発生し、世間から激しいバッシングを受けた“日本人人質事件”の当事者たちの姿を追ったドキュメンタリー。図らずも人質となった高遠菜穂子さん、今井紀明さんの現在の姿を追うことで日本社会の問題点、そして未だ戦火の止むことのないイラク、ファルージャの生々しい現実を捉える。

2004年にイラクで武装グループに拘束されるものの、自己責任だと激しいバッシングに晒された3人の日本人。テレビ制作会社に勤める伊藤めぐみが被害者となった高遠菜穂子と今井紀明を訪ね、その現在の姿とイラクの現状を伝えるドキュメント。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2013年12月7日
キャスト 監督伊藤めぐみ
出演高遠菜穂子 今井紀明
配給 ホームルーム
制作国 日本(2013)
年齢制限 PG-12
上映時間 95分
公式サイト http://www.fallujah-movie.com/

(C)2013 有限会社ホームルーム 一般社団法人全日本テレビ番組製作社連盟

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最終更新日:2022-07-26 11:03:28

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