パラダイス:愛 作品情報
ぱらだいすあい
シングルマザーのテレサ(マルガレーテ・ティーゼル)は、娘のメラニーを姉アンナ・マリアに預けて、ケニアにあるリゾート地へとヴァカンスに出かける。美しい海に面した楽園のようなこの地で、テレサの親友インゲ(インゲ・マックス)は現地の若い男性に入れあげていた。この地では白人女性をシュガーママと呼び、シュガーママに愛を捧げる代わりに金銭を受け取り生活する通称ビーチボーイという男性たちがいた。セックス観光を楽しんでいるインゲの話に興味を持ったテレサは、ビーチボーイの多くいる場所へ踏み込む。ビーチボーイたちから丁寧な扱いや甘い言葉を受け女としての悦びを取り戻したテレサは、彼らの愛にのめり込んでいくが、彼らは何かにつけ金銭を要求するようになる……。
「パラダイス:愛」の解説
「予測された喪失」で第3回山形国際ドキュメンタリー映画祭優秀賞を、「ドッグ・デイズ」で第58回ヴェネツィア国際映画祭審査員特別賞を受賞したウルリヒ・ザイドル監督が、ドキュメンタリー的な手法を用いて、理想を求めて一線を超える女性たちを描いた「パラダイス」3部作の1作目。旅行で向かったケニアで、白人女性たちに愛情を捧げる代わりに金銭を受け取る現地の男性たち、通称ビーチボーイにのめりこむ中年女性を描く。舞台やテレビを中心に活躍するマルガレーテ・ティーゼル、ウィーンで人気を博したミュージカル『Udo Jurgens』に出演した舞台女優インゲ・マックスのほか、実際に現地でビーチボーイとなった経験のある男性たちが出演している。第26回(2013年)東京国際映画祭上映作品。
オーストリアの鬼才ウルリヒ・ザイドルによる、3部作ドラマの第1弾。一人娘を姉に預け、ケニアのリゾート地を訪れた50代のシングルマザーであるテレサ。金欲しさに白人女性観光客へと近づく現地の黒人男性に優しくされ、舞い上がるが……。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2014年2月22日 |
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キャスト |
監督:ウルリヒ・ザイドル
出演:マルガレーテ・ティーゼル ピーター・カズング インゲ・マックス ドゥンヤ・ソヴィネッツ |
配給 | ユーロスペース(提供 キングレコード) |
制作国 | オーストリア(2012) |
上映時間 | 120分 |
(C) Vienna2012 | Ulrich Seidl Film Produktion | Tatfilm | Parisienne de Production | ARTE France Cinéma
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