セッションズ 作品情報

せっしょんず

カリフォルニア州バークレー。マーク・オブライエン(ジョン・ホークス)は、6歳で患ったポリオが原因で首から下が全く動かず、さらに重度の呼吸障害によって、カプセル型の呼吸器の中で横になったまま人生の大半を過ごしていた。そんな彼の楽しみは、派遣ヘルパーに付き添われて、ストレッチャーベッドで移動する1日3~4時間の散歩だ。それでも、自分の境遇を全く悲観せず、誰よりもポジティブな人生を送っていた。1988年に大学を卒業すると、詩人、ジャーナリストとして自活。教会通いを習慣にしていた彼は、新任のブレンダン神父(ウィリアム・H・メイシー)と相談の上、横暴なヘルパーをクビにして、若くて美しいアマンダ(アニカ・マークス)を雇う。その優しさに心を奪われたマークは、思い切って結婚を申し込むが、願い叶わずに彼女は去って行く。そこへちょうど、障害者のセックスについての原稿依頼が舞い込む。新しいヘルパーのヴェラ(ムーン・ブラッドグッド)とともに進めた取材で耳にした様々な体験談に衝撃を受けたマークは、勇気を出してセックス・セラピストに連絡。女性と深い関係を持てるように心身を導いてくれるセックス・サロゲート(=代理人)として現れたのは、成熟した女性の美しさに満ちたシェリル(ヘレン・ハント)だった。セッション初日に彼女は、料金は受け取るが売春婦とは違う事、セッションの回数は6回までということなどを説明。3回目のセッションで遂に初体験を成し遂げる。さらに、マークからお茶に誘われたシェリルは、仕事以外では会わないという主義を曲げて面会。2人の間には温かい感情が流れ始めるが、マークから妻宛ての手紙を見たシェリルの夫が取り乱す。その手紙は、魂に直接触れるような美しい愛の詩だった。4回目のセッションで身も心も深く繋がったことを実感した2人は、マークが未来で出会うであろう愛のため、ある結論へと辿り着く……。

「セッションズ」の解説

幼少時の病気が原因で、首から下が動かなくなったマーク・オブライエンの実話に基づき、障害者の性の問題を温かなタッチで描いたドラマ。出演は「ウィンターズ・ボーン」のジョン・ホークス、「恋愛小説家」のヘレン・ハント。本作で2人はゴールデン・グローブ賞にノミネートされ、ヘレン・ハントはアカデミー賞にもノミネート。

サンダンス映画祭観客賞に輝いたヒューマンドラマ。6歳の時に感染したポリオが原因で、首から下が麻痺して動かすことの出来ない38歳のマーク。女性ヘルパーに恋したのを機に、彼はセックス・セラピストのレクチャーを受けることを決意するが……

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2013年12月6日
キャスト 監督ベン・リューイン
出演ジョン・ホークス ヘレン・ハント ウィリアム・H・メイシー ムーン・ブラッドグッド アニカ・マークス
配給 20世紀フォックス映画
制作国 アメリカ(2011)
年齢制限 R-18
上映時間 95分

(C)2012 TWENTIETH CENTURY FOX

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最終更新日:2022-07-26 11:03:28

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