ザ・コール 緊急通報指令室 作品情報
ざこーるきんきゅうつうほうしれいしつ
L.A.の“911緊急通報指令室”のベテラン・オペレーター、ジョーダン(ハル・ベリー)は、一般市民の命を救うため電話越しに指示を出すという仕事に就いていた。常に冷静沈着な彼女はある日、不法侵入者に脅える少女からの通報に対応するが、一瞬の判断ミスが原因で少女の命は殺人鬼に奪われてしまう。悲嘆に暮れるジョーダンは、自分の人生を見直すため、一線を退く時期ではないかと思案する。彼女の支えとなっている警察官の恋人(モリス・チェスナット)も、もっと人生を楽しみ、極度の緊張感にさらされる職務のノウハウを後進に教えるときだと彼女を諭す。半年後、研修生たちを連れて911緊急通報指令室の内部を案内していたジョーダンは偶然、何者かに誘拐され車のトランクに監禁された少女ケイシー(アビゲイル・ブレスリン)からの電話を耳にする。彼女は、シリアル・キラー(マイケル・エクランド)に誘拐され、彼が運転する車のトランクから命からがら911に電話をかけてきたのだ。経験豊富なジョーダンは、すぐにケイシーが緊迫した状況であることを察知、彼女に指示を与える。やがて、その犯人の声に聞き覚えがあることに気付いたジョーダンは、あのときの殺人鬼だと確信し、自身の葛藤を抱えながらケイシーの救出に乗り出していくのだった……。
「ザ・コール 緊急通報指令室」の解説
心に傷を負った緊急通報指令室のオペレーターが、誘拐された少女からの電話だけを頼りに彼女を救出しようと奔走するサスペンス・スリラー。監督は「マシニスト」のブラッド・アンダーソン。出演は「チョコレート」のハル・ベリー、「リトル・ミス・サンシャイン」のアビゲイル・ブレスリン、「地獄の変異」のモリス・チェスナット、「ディヴァイド」のマイケル・エクランド。
「マシニスト」の監督が放つ米国の緊急通報用電話911番を題材にしたサスペンス。緊急通報指令室のベテラン・オペレーターのジョーダンはある事件で心に傷を負い、一線を退くことを考えていた。そんな矢先、ある少女からの緊急電話を聞く。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2013年11月30日 |
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キャスト |
監督:ブラッド・アンダーソン
出演:ハル・ベリー アビゲイル・ブレスリン モリス・チェスナット マイケル・エクランド マイケル・インペリオリ ホセ・ズニーガ ローマ・マーフィア |
配給 | 東京テアトル(提供 カルチュア・パブリッシャーズ) |
制作国 | アメリカ(2013) |
上映時間 | 94分 |
TV放映 |
2024年9月19日 テレビ東京 午後のロードショー |
(C)2013 Emergency Films, LLC. All Rights Reserved.
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ユーザーレビュー
総合評価:4点★★★★☆、1件の投稿があります。
P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2024-01-22
ダイヤル911で知られる、アメリカの緊急通報司令センターだが、「ザ・コール 緊急通報司令室」は、その電話オペレーターが主人公というアイデアがまず面白い。
ベテラン・オペレーターのハル・ベリーは、怯える通報者を判断ミスから、不法侵入の男に殺されてしまい、いまだその失敗から立ち直れずにいる。
そんなある時、変質者に拉致された少女が、閉じ込められた車のトランクから助けを求めてくるが、聞こえてきた犯人の声に聞き覚えがあることに気づく。
怯える被害者とオペレーターの緊迫したやりとりや、犯人の割り出しに奔走する、警察の捜査を描く前半のサスペンスは文句なしに面白い。
的確な対応をとっていたヒロインが、やがて極度の緊張感とトラウマから冷静さを失っていく展開も悪くない。
それゆえ、エンディングが明らかに蛇足なのは惜しい。
監督は「マニシスト」のブラッド・アンダーソン。