ある愛へと続く旅 作品情報
あるあいへとつづくたび
イタリア・ローマ。ある日、ジェンマ(ペネロペ・クルス)のもとに、青春時代を過ごしたサラエボに住む旧い友人ゴイコ(アドナン・ハスコヴィッチ)から電話がかかってくる。ジェンマは16歳になる息子ピエトロ(ピエトロ・カステリット)との難しい関係を修復するために、彼と共に自らの過去を訪ねる旅に出ることを決意する……。1980年代初頭の旧ユーゴスラビア。サラエボに留学中のイタリア人女子大生ジェンマは、ゴイコからアメリカ人の写真家ディエゴ(エミール・ハーシュ)を紹介される。一瞬で恋に落ちた二人は、やがて結ばれ、ローマで新婚生活をスタートさせた。だが二人は子供を熱望するが、その夢は無残にも打ち砕かれてしまうのだった。そんな中、サラエボに不穏な空気が流れ始め、遂に民族紛争の火蓋が切られる。ディエゴは、戦場の現実を記録するため一人サラエボに向かい、後を追ったジェンマもかつての友人たちと再会、人道支援活動に参加し、以前とは全く違う状況下のサラエボで暮らし始める。そんな日々の中でもジェンマはディエゴとの子供が欲しいという夢を捨てきれず、二人は代理母を探し、ミュージシャンを目指すアスカ(サーデット・アクソイ)という女性に出会う。意志の強い瞳と熱い夢、長い髪をもつアスカと二人は意気投合、ジェンマはアスカに代理母としての願いを託すのだった。しかし、戦況は悪化の一途を辿り、血で血を洗う無残な日常が繰り返され、かつての美しい街はその姿を失っていった。やがてアスカは男の子を出産、産まれたばかりの赤ん坊の身を守るためにもジェンマはイタリアに戻ることを選択する。ところが、軍の助けで帰国の機に搭乗する直前、ディエゴはパスポートを持っていないことを理由に一人サラエボに残り、命を落としてしまう……。それから16年。当時、命からがらサラエボを脱出した二人を助けてくれた大尉と再婚したジェンマは息子を伴ってサラエボを訪れる。懐かしいゴイコとの再会、そして蘇る青春の日々。ともに白髪交じりの年齢になった二人は、亡きディエゴとの思い出を語り合い、回想する。時を遡って思いにふけるジェンマと立派に成長したピエトロを温かい眼差しで見守るゴイコは、旅の最後に母子をある島へと誘う。そこにはジェンマが思いもしなかったあまりにも深い愛の真実が待っていた……。
「ある愛へと続く旅」の解説
「赤いアモーレ」のセルジオ・カステリット監督が、妻でもあるマルガレート・マッツァンティーニによる小説を映画化。ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争で夫を亡くした妻が、息子と共に自身の愛の記憶を辿る旅に出る。出演は「ボルベール 帰郷」のペネロペ・クルス、「イントゥ・ザ・ワイルド」のエミール・ハーシュ、「卵」のサーデット・アクソイ。
ペネロペ・クルスが一人の女性の大学生から16歳の息子を持つ母親までを演じた叙事詩。ローマに暮らすジェンマは、かつて留学していたサラエボの旧友から連絡を受ける。息子との関係を修復するためにも、彼を伴い自らの過去を訪ねる旅に出る。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2013年11月1日 |
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キャスト |
監督:セルジオ・カステリット
原作:マルガレート・マッツァンティーニ 出演:ペネロペ・クルス エミール・ハーシュ アドナン・ハスコヴィッチ サーデット・アクソイ ジェーン・バーキン ピエトロ・カステリット |
配給 | コムストック・グループ(配給協力 クロックワークス) |
制作国 | イタリア スペイン(2012) |
年齢制限 | PG-12 |
上映時間 | 129分 |
(C) Alien Produzioni / Picomedia /Telecinco Cinema/ Mod Producciones 2012
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