彌勒 MIROKU 作品情報

みろく

〈第一部 真鍮の砲弾〉13歳の少年・江美留(土村芳)の友人たちが、科学者や詩人、哲学者という将来を夢みる一方で、江美留だけは自分の将来がはっきりと分からないでいた。そんなある日、少年の一人が突然自殺してしまう。その死を悼んだ彼らは、丘の上にある天文台へと出かけていく。大きな望遠鏡を覗く老天文学士(四谷シモン)に「そこから何が見えるのですか」と尋ねると、老天文学士は少年たちに「教えてくれないか、僕たちは何処からきて、何処にいくのかを」と尋ね返すのだった。その答えを探そうとする少年たちの心は、いつしか宇宙をみていた。江美留は一冊の本の中に、彌勒の写真を見つけ、そこには「五十六億七千万年後に、人類全てを救済するもの」と書かれていた。江美留はその閃きとともに、作家になることを夢みて小説『ポン彗星から来た夢』を書き始める……。〈第二部 墓畔の館〉それから十数年後、青年・江美留(永瀬正敏)の人生は、夢とは真反対の地獄にいた。少年時代の自分の夢と決断は本当に正しかったのか。苦悩に陥り、奈落の底にいる江美留の前には度々、鬼(井浦新)が現れ「おまえの目指す人間とは何か」と問いかける。果たして、江美留はその答えを見つけ出すことができるのか。そして、少年期にみた彌勒の姿とは……。

「彌勒 MIROKU」の解説

稲垣足穂の自伝的小説『彌勒』を原作に「夢みるように眠りたい」の林海象監督が映画化。作家を夢見て小説を書き始める主人公の少年時代と、その十数年後の姿を描く。「隠し剣 鬼の爪」の永瀬正敏、「11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち」の井浦新などプロのキャスト・スタッフのほか、林監督が教授を務める京都造形芸術大学芸術学部映画学科の学生が多数参加して製作された。2013年10月26日より、神奈川県・ジャック&ベティにて公開。

稲垣足穂の同名の小説を、林海象が十数年をかけて映画化。京都造形芸術大学の学生がスタッフとして参加。同じく俳優コースの学生が出演した第一部少年篇『真鍮の砲弾』、永瀬正敏主演の第二部青年篇『墓畔の館』から“目指す人間”とは何かを問う。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2014年2月8日
キャスト 監督林海象
原作稲垣足穂
出演永瀬正敏 土村芳 四谷シモン 佐野史郎 志賀勝 福本清三 近衛はな 井浦 新 水上竜士 古元美千子 中里宏美 土居志央梨 水本佳奈子 大西礼芳 原田衣織 仙洞田志織
配給 ミロク革命社
制作国 日本(2013)
上映時間 87分
公式サイト http://0369.jp/

(C)2013 MIROKU All Rights Reserved.

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最終更新日:2022-08-13 02:00:07

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