U・ボート ディレクターズカット 作品情報
ゆーぼーとでぃれくたーずかっと
1941年、ナチス占領下のフランスの港町ラ・ロシェルの酒場は、ドイツ兵たちで賑わっていた。そのなかには、陸での最後の夜を楽しむ潜水艦Uボートの乗組員たちもいた。最年長で30歳の艦長(ユルゲン・プロホノフ)のほか、乗組員たちは20代前半ばかり。初めてUボートに乗り込む報道部記者ヴェルナー(ヘルベルト・グリューネマイヤー)は22歳だった。翌日の早朝、艦長を含めて総勢43名がU96で出発する。艦長はまず、U96が水深何メートルまで潜ることができるかテストをする。水深計は160メートルを指した。夜、ヴェルナーは興奮したまま、乗組員たちの話を聞いていた。そんな日が何日か過ぎ、やっと攻撃命令が下される。敵の艦隊を攻撃するため潜航を開始したU96艦内に緊張したムードが溢れ、乗組員たちは肉体的にも精神的にも極限状態になる。魚雷が発射し、駆逐艦が現れる。敵の爆弾で艦内に破片が飛び、U96は水深230メートルに達してプレッシャーバルブが力尽きる。しかし、150メートルまで浮上して、魚雷で敵方を壊滅する。いよいよ難関であるジブラルタル海峡を通過するU96。予想通り致命的な攻撃を受けたU96は砲台を飛ばされ、最悪の事態となる。水深は280メートルの海底に達し、艦内は失望で包まれた。しかし艦長は希望を捨てず、修復作業を命じる。そして見事浮上したU96は翌朝、ラ・ロシェルの港へ戻ってくる。乗組員たちの出迎えのパレードが行なわれていたそのとき、上空に敵方の爆撃機が現れる。辺りは一瞬で修羅場と化し、U96が沈むのを見届けた艦長はそのまま息絶えるのだった……。
「U・ボート ディレクターズカット」の解説
第二次大戦中の独軍潜水艦の過酷な戦いを描いた戦争ドラマを、公開から16年後の97年にウォルフガング・ペーターゼン監督自ら1時間以上ものフッテージを追加し再編集したディレクターズカット版。出演は、「ダ・ヴィンチ・コード」のユルゲン・プロホノフ、「哀愁のトロイメライ」のヘルベルト・グリューネマイヤー。
第二次世界大戦中のドイツ軍潜水艦の息詰まる闘いを描いたアクション大作を、公開から16年後の1997年に監督自ら1時間以上ものフッテージを追加、再編集したディレクターズ・カット版。「ファントム 開戦前夜」の公開に合わせた特別上映。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2013年9月28日 |
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キャスト |
監督:ウォルフガング・ペーターゼン
原作:ロタール・ギュンター・ブッフハイム 出演:ユルゲン・プロホノフ ヘルベルト・グリューネマイヤー クラウス・ヴェンネマン マルティン・ゼメルロッゲ ベルント・タウバー マルティン・マイ エルウィン・レーダー クロード・オリヴァー・ルドルフ Joachim Bernhard Jan Fedder |
配給 | 角川書店 |
制作国 | ドイツ(1997) |
上映時間 | 208分 |
(C)1981 Barvaria Film GmbH, (C)1996 Barvaria Film GmbH
ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。
P.N.「ジロン」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2021-06-16
小学生の時にこの映画を観て衝撃を受けました。
人生で2番目に好きな映画です。
第2次大戦で日本と同盟を組んでいた
ドイツ人は真面目な印象を受けますが
「ドイツ人でもこんなにハメを外すの?」
って思いましたし
潜水艦の中で敵対していたフランスの音楽流したり
色々興味深い映画です。
クラウス・ドルディンガーの音楽が素晴らしいです。