ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD1987 作品情報
べいびーだいじょうぶかっびーとちゃいるどいちきゅうはちなな
1987年8月。阿蘇にある熊本県野外劇場“アスペクタ”。快晴の青空の下、当時日本のロックシーンで最高峰のアーティストたちが、翌日から始まる日本のロックの夜明けを予感しながら、熱いリハーサルを繰り広げていた。事務所やレーベルの垣根を越えて、アーティストらが続々と集結。夕方、雲が姿を見せたものの、予報によると本番は晴れ。入口では、前日から客の姿が増え続け、3万人の予定だったチケット販売枚数は既に7万枚を越えていた。イベント当日の8月22日には空港からのタクシー、福岡からのバス、地元の車やバイクで狭い山道がごった返す。なだらかな“大草原の客席”は、開場と同時に10代から30代の若者たちで埋め尽くされた。参加したアーティストは、THE BLUE HEARTS、RED WARRIORS、岡村靖幸、白井貴子&CRAZY BOYS、HOUND DOG、BOΦWY、THE STEREET SLIDERS、尾崎豊、渡辺美里、佐野元春 with THE HEARTLANDなど。イベント開始当初は晴れていたものの、夕方から雨が降り始め、やがて雷を伴う豪雨に。ステージ上のアーティスト、企画運営するスタッフ、そして7万2千人の観客も、12時間の歴史的オールナイト野外ロックフェスが記録的豪雨で幕を開けるとは予想していなかった。斜面になっていた会場は泥川のようになり、足がぬかるみ、寒さのあまり失神する者が続出。何台もの救急車が会場を行き交った。夜明け前、大トリとして登場した佐野元春のステージ開始時には雨も上がり、朝日とともにフィナーレ。そしてこの瞬間、“BEATCHILD”は、日本音楽史に名を刻む伝説のフェスティバルとして、参加した人々の脳裏に焼き付けられたのだ。
「ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD1987」の解説
1987年に熊本県で行われた日本最初のオールナイトロックフェスティバルの模様を収めたドキュメンタリー。豪雨の中、阿蘇山の麓で決行されたライブに参加したアーティストは、THE BLUE HEARTS、岡村靖幸、BOΦWY、尾崎豊、渡辺美里、佐野元春など。監督は、ミュージシャンの映像作品を数多く手掛ける佐藤輝。
7万人もの観客を動員し、激しい雷雨のなかで、BOO/WY、ザ・ブルーハーツ、尾崎豊といった大物アーティストが熱狂的なステージングを見せつけた87年開催のロック・フェスBEATCHILD。日本ロック史の伝説的イベントの模様を映し出す。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2013年10月26日 |
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キャスト |
監督:佐藤輝
出演:ザ・ブルーハーツ RED WARRIORS 岡村靖幸 白井貴子 The Street Sliders BOφWY 尾崎豊 渡辺美里 佐野元春 ハウンドドッグ 小松康伸 UP-BEAT |
配給 | マイシアター=ライブ・ビューイング・ジャパン |
制作国 | 日本(2013) |
上映時間 | 139分 |
(C)BEATCHILD1987製作委員会
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