言葉のきずな 作品情報
ことばのきずな
1982年、失語症や構音障害となった言語障害者や家族、言語聴覚士、ボランティアが集まって、“仲間と一緒なら何かができる”という思いから、長野失語症友の会が活動を開始。その活動の一環として1998年に“失語症テーマ劇”を上演する劇団“ぐるっと一座”がスタートした。“失語症テーマ劇”とは、当事者自身が脚本から舞台作り、役者までこなす演劇で、全国的な注目を集めている。2011年3月には、6作目となる『あるがまま リビング Living~自分らしく生きる社会へ~』を長野市の若里市民文化ホールで上演。発病から病気の苦しみ、自宅に戻っての葛藤、さらには生きる喜びまで、様々な体験を劇に織り込みながら、地域社会で生きる意味を問いかけた。長年に渡る活動が評価され、テーマ劇活動は2011年に長野県の“地域支え合い体制作り事業”に選ばれ、活動の輪は更に広がっている。これまでの長野市での取り組みを土台に、2011年から2012年3月にかけて長野県各地でテーマ劇が開催された。また、その他の活動として、言葉と身体の全てを使って集団的に行われる『コミュニケーションワークショップ』も実施。そのプロセスを通じて、自分を開放し、気づきや自己表現力を高めることでコミュニケーション力を身につけ、生き生きとした演劇的世界を創りあげる喜びを共有するものだ。本作では、2011年に行なわれた『テーマ劇・コミュニケーションワークショップ』の制作過程を追うとともに、テーマ劇に参加する劇団員の生活や心の内を探り、障害者や高齢者が地域で自分らしく生きる意味を問う。
「言葉のきずな」の解説
失語症や構音障害など、言葉の障害を持った人々が中心となって運営されている長野県の劇団“ぐるっと一座”の活動を追ったドキュメンタリー。“失語症テーマ劇”、“コミュニケーションワークショップ”といった独自の活動を続ける彼らの姿を通して、人間らしい生き方を探る。監督は、テレビドキュメンタリーを手掛けてきた田村周。
長野県で活動する、失語症や構音障害の人たちが参加する劇団『ぐるっと一座』の活動と劇団員たちの日常に2年にわたり密着したドキュメント。活動を通じて言葉の障害を乗り越えてゆく姿から、地域社会で自分らしく生きてゆく意味を問いかける。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2013年9月21日 |
---|---|
キャスト |
監督:田村周
出演:ぐるっと一座 |
配給 | 言葉のきずな上映プロジェクト・イメージサテライト |
制作国 | 日本(2013) |
上映時間 | 107分 |
公式サイト | http://kotoba.ciao.jp/ |
(C)2013 言葉のきずな
ユーザーレビュー
レビューの投稿はまだありません。
「言葉のきずな」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。