サイトシアーズ 殺人者のための英国観光ガイド 作品情報
さいとしあーずさつじんしゃのためのえいこくかんこうがいど
年老いたおせっかいな母親と2人暮らしのティナ(アリス・ロウ)は、付き合い始めたばかりの恋人クリス(スティーヴ・オーラム)とラブラブな関係。ライター志望のクリスは、取材を兼ねてティナとキャンピングカーでイギリスのヨークシャー州を回る1週間程度の旅行を計画。ティナの母親は彼を毛嫌いしていたが、その反対を振り切って旅はスタートする。恋人との初めての旅行に胸をときめかせるティナ。ところが、トラム博物館を見学したクリスは、ゴミをポイ捨てするマナーの悪い男とトラブルを起こし、自分のお気に入りの場所を汚されることに我慢がならず、彼を轢き殺してしまう。しかし、これは不慮の事故として処理され、2人は旅を継続。クリスの行為に茫然とするティナだったが、旅の解放感も手伝って、徐々に罪悪感は薄れてゆく。続いて訪れたオートキャンプ場では、理想的な夫婦、イアン(ジョナサン・アリス)とジャニス(モニカ・ドラン)に出会う。ところが、最新のキャンピングカーを持ち、可愛いテリア犬の“バンジョー”を飼っている売れっ子ライターのイアンに嫉妬したクリスは、ここでも彼を殺害。ティナもバンジョーを死んでしまった愛犬のポピーに重ね合わせ、誘拐してしまう。次第にティナもクリスに同調、タガが外れたように2人は行く先々で殺人を繰り返すようになる。だが、キャンプ場に着いた2人は、些細なことから険悪な雰囲気に。その不満をぶつけるように、理由なく人を殺したティナを“理由がなければただの殺人だ!”と責め立てるクリス。彼の殺人には、自分なりの美学があったのだ。さらに悪いことに、彼らの所業は警察の知るところとなり、“キャンピングカー殺人者”として指名手配。2人の旅は終わりに近づいていた。自らの愛を正当化するため、悲劇的でロマンチックな心中を決意するクリスとティナ。自分たちのトレーラーを燃やすと、最後の目的地へ向かうが……。
「サイトシアーズ 殺人者のための英国観光ガイド」の解説
「ショーン・オブ・ザ・デッド」のコンビ、エドガー・ライトとニラ・パークがプロデュース。旅先で殺人を繰り返すカップルの姿を描いたブラック・コメディ。出演は、共同で本作の脚本を担当したスティーヴ・オーラム(「フランキー・ワイルドの素晴らしき世界」)とアリス・ロウ(「ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン!」)。
「ショーン・オブ・ザ・デッド」のエドガー・ライトが製作総指揮を務めるコメディ。恋人クリスと車でヨークシャーを回る旅に出たティナだが、彼がトラブルを起こした相手を轢殺してしまう。それを機に、クリスは恐ろしい本性をあらわにしていく。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2013年9月28日 |
---|---|
キャスト |
監督:ベン・ウィートリー
出演:アリス・ロウ スティーヴ・オーラム アイリーン・デイヴィス リチャード・グローヴァー |
配給 | トランスフォーマー |
制作国 | イギリス(2012) |
上映時間 | 88分 |
(C)Big Talk Pictures/STUDIOCANAL Limited/The British Film Institute/Channel Four Television Corporation 2012
ユーザーレビュー
レビューの投稿はまだありません。
「サイトシアーズ 殺人者のための英国観光ガイド」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。