楽園の瑕 終極版 作品情報
らくえんのきずしゅうきょくばん
砂漠の宿屋。“西毒”こと欧陽峰(レスリー・チャン)は殺し屋の元締め稼業を営んでいた。彼は白駝山に生まれ、早くに両親を亡くし、兄に育てられた。彼は高名な剣士となる野望のため、恋人(マギー・チャン)を捨て、残された彼女は兄と結婚した。毎年春、親友の“東邪”こと黄薬師(レオン・カーフェイ)が訪ねて酒を飲んでいく。恋多き彼は男装の剣士・慕容燕(ブリジット・リン)に愛されながらも彼女を捨てた。妹の媛(ブリジット・リン=二役)なる存在になりすまし、二重人格者になるまで思いつめた彼女は、数年後、独狐求敗という謎の女剣士として生まれ変わった。妻・桃花(カリーナ・ラウ)を薬師に奪われた親友の剣士(トニー・レオン)は、失明の病に冒されながら馬賊と戦い死んだ。その代役で馬賊退治をした洪七(ジャッキー・チャン)という裸足の剣士は、敵討ちの請負人を探して宿の前に佇み続ける狐女(チャーリー・ヤン)に思いを寄せ、彼女の仇討ちで傷つき、癒えると妻(バイ・リー)と北へ向かった。3年後。彼は蛮族の首領“北夷”となり、後年、大雪山で欧陽と対決し、両者絶命した_立春後。今年はなぜか薬師が来ない。そこへ白駝山から一通の手紙が届く。兄嫁は2年前に病していたのだ。薬師が欧陽を毎年訪れたのは、彼女に会うための口実だった。6年後。薬師は桃花鳥に隠居。自ら鳥主と称し、“東邪”とも呼ばれた。間もなく欧陽は砂漠を後にした。翌年、彼は白駝山に戻るのだった。
「楽園の瑕 終極版」の解説
ウォン・カーウァイ監督、クリストファー・ドイルが撮影を担当し、レスリー・チャンやトニー・レオンら豪華キャストが出演したアクションドラマ。伝説として語り継がれる剣士たちの壮絶な戦いと青春群像を鮮烈な映像で描く。1994年公開の『楽園の瑕』をカーウァイ監督自身が修正・再編集した<終極版>。2013年7月下旬より、東京・シネマート六本木、大阪・シネマート心斎橋にて開催される「王家衛(ウォン・カーウァイ)監督 スペシャル上映」にて上映。
94年に発表し世界で絶賛された「楽園の瑕」を監督自ら修正・再編集し、映像と音声をデジタル・リマスターしたディレクターズ・カット版。アクションよりもドラマに重点を置いた内容に変わり、レスリー・チャンの出演シーンが増加されている。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2013年7月20日 |
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キャスト |
監督:ウォン・カーウァイ
出演:レスリー・チャン レオン・カーファイ ブリジット・リン トニー・レオン |
配給 | アスミック・エース |
制作国 | 香港(2008) |
上映時間 | 94分 |
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