P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2022-10-15
SF作家光瀬龍はスタンリー・キューブリック監督〈2001年宇宙の旅〉より本リド・リースコット監督〈エイリアン〉を本格SFとして好んでいた。光瀬SF作品がキューブリックの〈バリー・リンドン〉風な決闘シーンの緊密性を持ちながらもスコット監督ワールドと通じ遭うのは宇宙の中の孤独感と作家の戦前日本社会の悲劇とも結び附いて居るのだろうか
えいりあんでぃれくたーずかっと
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SF作家光瀬龍はスタンリー・キューブリック監督〈2001年宇宙の旅〉より本リド・リースコット監督〈エイリアン〉を本格SFとして好んでいた。光瀬SF作品がキューブリックの〈バリー・リンドン〉風な決闘シーンの緊密性を持ちながらもスコット監督ワールドと通じ遭うのは宇宙の中の孤独感と作家の戦前日本社会の悲劇とも結び附いて居るのだろうか
そしてデレクターズ・カットの本版で観られる隔離を主張するヒロインのリプリーに食って掛かるセシル・カットの美女ランバート(ベロニカ・カートライト)の勝ち気さも又、本編の魅力何だ!ところで冒頭のシンプルな縦棒がタイトルの六文字のアルファベットに進化するカリグラフィーのideaも謎謎風で印象的だったね。🚀🛰️🐙
日本SF で其の頂点を窮めた光瀬龍氏は嘗て本編<エイリアン>を完璧な作品と賞賛した事が在った…。美術造形も凄いが、エイリアンと言う生命体の寄生獣的なキャラクターを昆虫学的エッセイを当事、ロン先生として執筆中の同氏が読み取っていた感がある。其れにしても独りサバイバルした若き女性宇宙戦士リプリー役のシガニー-ウイバーのセクシーな事!リプリーが微睡むラストシーンは、アブストラクトな<2001年宇宙の旅>のラストの胎内孵化の赤子の姿とオーバーラップ♪