モスダイアリー 作品情報
もすだいありー
女子寄宿学校に在学するレベッカ(サラ・ボルジャー)は、父親(ジュリアン・ケイシー)の自殺を目の当たりにしたショックを引きずっており、同じ学校の明るいルーシー(サラ・ガドン)の存在は心のよりどころとなっていた。新学期が始まり、エネッサ(リリー・コール)という少女がヨーロッパから転校してくる。ミステリアスな雰囲気をまとうエネッサはルーシーとの距離を縮め、比例するかのようにレベッカがルーシーと過ごす時間が減っていった。授業で扱われた吸血鬼小説『カーミラ』を読みふけるレベッカは、エネッサに対してふとある疑念を抱く。そんな中、寮でパーティーが催される。エネッサがチャーリー(ヴァレリー・ティアン)の耳元で何かをささやいた途端にチャーリーは暴れ出し、退学となってしまう。とっさにエネッサの仕業だと思ったレベッカは、ドーラ(メリッサ・ファーマン)とともにエネッサの部屋をのぞく。すると、窓を開けずにガラスをすり抜け部屋に入っていく様子を目撃。動揺した二人は目撃した事柄について翌日話すことにするが、深夜、エネッサの部屋の真下で死んでいるドーラの遺体が発見される。友人が次々にいなくなり、さらにエネッサに厳しくあたっていた教師が死に、レベッカの中で芽生えたエネッサは吸血鬼ではないかとの疑惑は確信へとなっていった。ルーシーとの友情が壊れていく中、ルーシーは拒食症のような症状を呈し衰弱死する。これまでに何かと相談にのってもらっていた英語教師のデイビス(スコット・スピードマン)にエネッサについての疑念を話しても、まともに取り合ってくれない。とうとう孤立したレベッカは、エネッサの本当の目的に気付き、彼女と対峙する決心をする……。
「モスダイアリー」の解説
全寮制の女子校を舞台に、転校生が来てから少女たちの間で保たれていたバランスが崩れ、次々と事件が起こるミステリー。思春期の少女たちのあやうい距離感や心理描写がされている。転校生はヴァンパイアではないかと疑い孤立する少女を「スパイダーウィックの謎」「イン・アメリカ/三つの小さな願いごと」のサラ・ボルジャーが、疑いの目を向けられるミステリアスな転校生を「スノーホワイト」「Dr.パルナサスの鏡」のリリー・コールが演じている。ほか、「コズモポリス」のサラ・ガドン、「アンダーワールド」のスコット・スピードマンらが出演。監督・脚本は「ベティ・ペイジ」「アメリカン・サイコ」のメアリー・ハロン。
カルト的人気を誇る同名小説を映画化した耽美的ゴシック・ミステリー。父の自殺という悲劇を抱え寄宿学校に通うレベッカの平穏な生活は、ヨーロッパから転校してきたエネッサの登場によって一変する。レベッカは彼女の正体を暴こうとするが……。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2013年8月3日 |
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キャスト |
監督:メアリー・ハロン
原作:レイチェル・クライン 出演:リリー・コール サラ・ガドン サラ・ボルジャー ジュディ・パーフィット スコット・スピードマン |
配給 | コムストック・グループ |
制作国 | カナダ=アイルランド(2011) |
年齢制限 | R-15 |
上映時間 | 82分 |
(C)MD(Quebec)Productions Inc./Samson Films Limited, 2011
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