親密さ 作品情報
しんみつさ
『親密さ』という演劇を作り上げる過程を描いた劇映画と、実際の舞台の記録映像の2部構成。それぞれに虚構と現実が複雑、微妙に交錯し続ける。新作舞台の上演を控えた令子と良平はコンビで演出を手がけているが、そのやり方に限界が見え始めてきていた……。
「親密さ」の解説
俳優養成の専門学校・ENBUゼミナールの演技コースの修了作品としてスタートした企画から生まれた、約4時間の長編映画。新作舞台『親密さ』を共同演出する2人を描く前編と、実際の舞台の上演を記録した後編の2部構成で、それぞれに虚構と現実が複雑、微妙に交錯し続ける。監督・脚本は、「なみのおと」の濱口竜介。
「THE DEPTHS」「なみのおと」などで注目される映像作家、濱口竜介がENBUゼミナールの演技コース修了作品として制作した作品。『親密さ』という舞台劇を手掛ける演出家の男女の姿を、フィクションと実際の上演記録の二部構成で綴っていく。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2013年5月25日 |
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キャスト |
監督:濱口竜介
出演:平野鈴 佐藤亮 伊藤綾子 田山幹雄 新井徹 手塚加奈子 菅井義久 香取あき 土谷林福 渡辺拓真 永井孝憲 藤村早苗 今川健吾 |
配給 | ENBUゼミナール |
制作国 | 日本(2012) |
上映時間 | 255分 |
(C)ENBUゼミナール
ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、3件の投稿があります。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2022-04-17
第一部の都会の夜明け前の路を限りなく歩む男女の対話と夜空の濃紺,第二部の舞台で真正面で観客に向かって語る女性の背景の紫。同じく長篇映画〈ハッピーアワー〉等でトライした自然な対話劇スタイルはジャン・ルノアール監督methodだとしても,何時も実験性が秘められて…