25年目の弦楽四重奏 作品情報

にじゅうごねんめのげんがくしじゅうそう

極めて精巧な演奏で魅了する第1バイオリンのダニエル(マーク・イヴァニール)、彩りを与える第2バイオリンのロバート(フィリップ・シーモア・ホフマン)、深みをもたらすビオラのレイチェル、チェロのピーター(クリストファー・ウォーケン)から成るフーガ弦楽四重奏団。結成25周年を間近に控え、ピーターがパーキンソン病と診断され、今季限りで引退したいと申し出る。カルテットの一角が崩れることを突き付けられた他のメンバーは動揺。嫉妬やライバル意識、プライベート面での秘密など、それまでに蓋をしてきた感情や葛藤が一気に噴出し、カルテット内に不協和音が響き出す……。

「25年目の弦楽四重奏」の解説

メンバーの一人が引退を申し出たことから、長年に渡り組んできた弦楽四重奏団に不協和音が響き出す人間ドラマ。監督・脚本はドキュメンタリー作品「Watermarks」(未)が数々の映画祭で高い評価を得たヤーロン・ジルバーマン。「ザ・マスター」「カポーティ」のフィリップ・シーモア・ホフマン、「ヘアスプレー」「ディア・ハンター」のクリストファー・ウォーケン、「かいじゅうたちのいるところ」「マルコヴィッチの穴」のキャサリン・キーナー、「ハンティング・パーティ」TVドラマ『CSI:マイアミ7』のマーク・イヴァニールら名だたる俳優陣が集結。劇中ではベートーヴェンの弦楽四重奏曲第14番が使用されている。

長年にわたり培ってきたメンバーの輪が、ひとりの引退宣言から試練の時を迎える、実力派俳優がそろった人間ドラマ。弦楽四重奏団の25周年に、病により引退を宣言したピーター。それまで完璧だった楽団員たちの関係はしだいに乱れていき……。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2013年7月6日
キャスト 監督ヤーロン・ジルバーマン
出演フィリップ・シーモア・ホフマン クリストファー・ウォーケン キャサリン・キーナー マーク・イヴァニール イモージェン・プーツ
配給 角川映画
制作国 アメリカ(2012)
年齢制限 R-15
上映時間 106分

(C)A Late Quartet LLC 2012

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ユーザーレビュー

総合評価:4点★★★★、2件の投稿があります。

P.N.「コルドンルージュ」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2013-07-30

音楽と人生はいつの時代も密接につながっている。例えば恋愛を通して、誰にもその時聴いていた曲などの思い出があると思う。25年組んできたメンバー間でもいろいろな思いや人生があり、ベートーベンの情熱がメンバーにも移った映画だった。一流の演奏家の音を聴き、私の心の中の情熱も引き出された思いがした。

最終更新日:2022-07-26 11:03:29

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