シュガーマン 奇跡に愛された男 作品情報
しゅがーまんきせきにあいされたおとこ
1968年、ミシガン州デトロイトの場末のバーで、ロドリゲスという男が歌っていた。その姿が大物プロデューサーの目にとまり、満を持してデビューアルバム『Cold Fact』をリリースする。しかし将来を渇望されるも、2枚目のアルバムも含めて商業的には大失敗に終わる。多くのミュージシャン同様、ロドリゲスも誰の記憶にも残らず、跡形もなく消え去った。しかし運命に導かれるように海を越えた音源は、反アパルトヘイトへの機運が盛り上がる南アフリカの地へ渡る。ロドリゲスの音楽は体制を変えようとする若者たちの胸に突き刺さり、革命のシンボルとなった。その後、南アフリカでは、20年に渡って幅広い世代に支持され続け、ローリング・ストーンズやボブ・ディランより有名なアルバムとなる。しかし、ロドリゲスがその後どうなったのかを、誰も知らなかった。残されたのは、失意のうちにステージで自殺したという都市伝説だけ。アメリカで無視されたロドリゲスの音楽は、なぜ同時代の南アフリカで熱狂的に受け入れられたのか? ロドリゲスはどこへ行ってしまったのか? 南アフリカの熱狂的ファンがロドリゲスの運命を探る調査を始めると、そこには驚くべき真実があった……。
「シュガーマン 奇跡に愛された男」の解説
南アフリカで反アパルトヘイトのシンボルとして大ヒットしたアメリカのミュージシャン、ロドリゲスの謎をめぐるドキュメンタリー。監督・製作・撮影・編集はマリク・ベンジェルール。2012年サンダンス映画祭ワールドシネマドキュメンタリー部門審査員特別賞・観客賞、ロサンゼルス映画祭最優秀国際映画観客賞受賞。2012年9月27日より、東京・新宿バルト9ほか全国5都市で開催された「第9回 ラテンビート映画祭」にて上映。
70年代、デトロイトの場末のバーで見出されるも商業的に失敗し忽然と姿を消したシンガー、ロドリゲス。彼の数奇な人生と、彼の楽曲が南アフリカで反アパルトヘイト運動をする若者たちのアンセムになっていく過程を捉えたドキュメンタリー。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2013年3月16日 |
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キャスト |
監督:マリク・ベンジェルール
出演:ロドリゲス |
配給 | 角川映画 |
制作国 | スウェーデン イギリス(2012) |
上映時間 | 85分 |
(C)Canfield Pictures / The Documentary Company 2012
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