マルタ 作品情報
まるた
図書館に勤めるマルタ(マルギット・カルステンセン)は父親とローマを旅行していて、父親を心臓発作で亡くす。その混乱の最中に財布を盗まれたことに気づいたマルタは、ドイツ大使館に行く。大使館を出たマルタは、ある男性を見かける。帰国後、マルタはヘルムート(カールハインツ・ベーム)に紹介される。彼は、ローマで見かけた男性だった。ヘルムートはマルタを言葉で侮辱したり、嫌がることを強要するが、マルタは従順に受け入れていく。そして2人は結婚する。ハネムーンに出かけたイタリアで、ヘルムートの要求はさらにエスカレートしていき、精神的、肉体的にマーサを痛めつけるようになっていく。マルタは友人マリアンヌ(バルバラ・ヴァレンティン)に相談するが、ヘルムートの振る舞いについて説明することができなかった。ある日ヘルムートの殺意を感じたマルタは、図書館の同僚カイザー(ペーター・カテル)に助けを求める。2人はカイザーの運転する車で逃げるが、動転したマルタがハンドルをつかみ、事故を起こしてしまう。病院で目を覚ましたマルタは、カイザーが事故で死に、自分も下半身麻痺になったことを知る。マルタは心配ないと告げられるが、ヘルムートは車椅子で彼女を病院から連れ出すのだった……。
「マルタ」の解説
嗜虐的な男と結婚した図書館員の恐怖を描くサスペンス・メロドラマ。監督は「ベロニカ・フォスのあこがれ」のライナー・ヴェルナー・ファスビンダー。撮影は「ディパーテッド」のミハエル・バルハウス。出演は「テロ2000年 集中治療室」のマルギット・カルステンセン、「未完成交響楽」のカールハインツ・ベーム。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2012年12月15日 |
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キャスト |
監督:ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
出演:マルギット・カルステンセン カールハインツ・ベーム ブリジット・ミラ イングリット・カーフェン |
配給 | マーメイドフィルム(配給協力 コミュニティシネマセンター) |
制作国 | ドイツ(1975) |
上映時間 | 112分 |
公式サイト | http://mermaidfilms.co.jp/fassbinder30/ |
ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2019-04-02
storyそのものがコーネル・ウイッチの原作に似ていた為に後で原作権を購入した異色のmystery,或る意味でヒッチコック作品以上に恐ろしく怖い要素を秘めている。確かに新ヴァージョンのイプセンの戯曲「人形の家」なのかも知れないのだが??