P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2018-11-20
日本の積荷船の遭難調査にパイ少年を訊ねて東洋からやって来た保険の調査員に別の残酷な真相を物語る時には映像は交えず観客の想像に委ねる…,安李監督の二つの映像の使い分けも絶妙何だねぇ。ブラボー!
らいふおぶぱいとらとひょうりゅうしたにひゃくにじゅうななにち
総合評価4.56点、「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。
日本の積荷船の遭難調査にパイ少年を訊ねて東洋からやって来た保険の調査員に別の残酷な真相を物語る時には映像は交えず観客の想像に委ねる…,安李監督の二つの映像の使い分けも絶妙何だねぇ。ブラボー!
久し振りにミラクルな本編を視聴した…。宗教談義から入るんだねぇ、人の心を科学するのにパイ少年は貪欲にもヒンズー教,基督教,イスラム教,ユダヤ教等色んな宗教を同時に信じる事が不可能では無いと考えて親と論争を繰り返す…。それに母親や踊りで知り合った印度娘も美しいし,主役パイ役のスラージ・シャルマ君が中々恰好佳いんだ!神の試練を乗り越える様にベンガル虎との漂流は続くが静謐な画面と嵐のダイナミックな画面が又、見事何だよ。
大人たちの身勝手な愛に取り残された少年の蒸発する姿が印象的なロシア映画「ラブレス」を観ていて、本編のチャーリー・パーカーと言う名のベンガル虎が独り寂しく森に消えて行くシーンを想い出していたー。家族の愛の不在と本編の海難事故に依る家族の崩壊と救済の、其々に全然テーマの違う相対する映画だったが、映像的な印象が何故だか共通する感じを与えた。其れは幼き日に突然居なく為った同窓の弟が、水難事故で死亡した記憶が蘇って来たかもなの知れないのだが…。♥️💔💜🐅
安李監督の壮大な仕掛けはラストのエピソードで観客を煙に巻く。病院のベッドで日本から聞き取りに来た二人の保険調査員に語った、後の話がファンタジックな本編の話の真相なのかも知れない。マジックの種証しは観客に委ねられるが、其の生々しい現実感は動物寓話としての本作の味わいを一層深いものにしたと想う、監督はほろ苦い「ブロークバック・マウンテン」のテイストを此処でもやってのけたんだねぇ🎵🎶🐬
そして冒頭から「ナショナル・ジオグラフィー」誌を見ている様な鮮やかで豊穣な南国の動物達が印象的何だ!ムーデイなインドの音楽と稠密画の幻想さはアンリ・ルソーの絵画と見間違える程。リチャード・パーカーと云うベンガル寅の名前は、どうもエドガ・アラン・ポーの小節に由来する人名らしきミステリーで…。黒澤明監督作品「羅城門」を彷彿させるストリーテリングの多義性も興味を牽いたー。
見終えて前に名画座で観たフランス映画「ムード・インデイゴ~うたかたの日々」見たいな感触が在ったんだ。後半はシンドバットの如き海洋冒険小説のスタイルだけども、初めの方に有るアダ名のパイと喚ばれる迄の感動のエピソードや印度舞踊の娘に魅せられるシーン、不思議な動物園物語等も面白い!監督アン・リーの観客を煙に巻く演出も何とも鮮やかで…。現代社会の色々な寓話性が秘められたダイナミックでシュールな絵の様でもあって🇮🇳🤸🦈🐯
漂流するまで結構ありますが、映像美は見ごとですね。終わり方もなんかいい、と思いました^^
2Dで観ましたが、確かに半端ない映像の美しさでした。
主人公らが仏教徒ということもあり、台詞の一つ一つにかなりの重みを感じましたね。
トラはパイのことを仲間とすら思ってなかったようなので、結局パイに対しては何もしていません。
あと、当然かもしれませんが、パイとトラが227日間漂流したというのも観た限りではわかりません。
パイとトラの葛藤とラストはグッドでした。
16歳と言えば、まだまだ子供だと思いますが、そんな子が突然の嵐で突然両親を亡くし、突然大海の只中に放り出され、そして同じボートに虎が乗っていてと、そんな状況で果たして生きていく気が湧くものかというツッコミどころが幾つかありましたが、映像は半端なく美しかったし、ラストも納得のいくものでした。
虎と少年って逞しい生き物なんだなと思えました。
素晴らしい このような映画 もう作られない 。音楽 映像 そしてあのトラリチャードパーカー がかわいい。
3D映像を楽しみに見に行ったので満足。ストーリーもなかなか奥が深かった。もっといろんな経験をして大人になってから、また見たいと思った。時には主人公と虎の関係がほほえましい場面もあり、つまらなくはなかった。
まったくいって
つまらない映画でした。
CGの自慢だけ。
おしまい。
『アバター』から数年しか経ってないのに、3Dは格段に進化しましたね。いかにも3Dて感じではなくとても自然でした。メガネもアバターのときはいちいち回収して使い回してましたが今や個包装です。さて映画ですが、序盤と終盤が一見冗長に思えますが、それがあるからこの映画がただの見せ物ではなく深みのあるものになった気がします。あ、それと猫好きの人にはたまらないシーンがあります(トラもネコ科)。観るなら映画館で☆
期待を持ちすぎた為か、最後まで作者が何を訴えたかったのか?でした。自分が馬鹿で理解力が無かったせいなのか…(x_x;)ただ映像は大変、素晴らしかったです(^^ゞ
ストーリーではなく3Dに5つ星です。動物達の躍動感に広大な海と無限の星空の浮遊感と孤独感、過去最高に楽しい3D映画でした♪ストーリーはともかく、3D映画としては鑑賞する価値のある映画だと思います。
期待が大き過ぎたからか、肩透かしだった。全編トラはCGなんて、それが1番の驚き
単純明快な映画ではないので評価が分かれるのは確か。どこか哲学的でもあり、素晴らしい映像美が加わって、いつまでも余韻が残るいい映画だった。
虎がかわいいだけ