P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2019-10-31
何と云ってもVersailles宮殿そのものへのlocationが本篇に実況中継の様な緊迫した臨場感を与えてるんだ…
まりーあんとわねっとにわかれをつげて
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何と云ってもVersailles宮殿そのものへのlocationが本篇に実況中継の様な緊迫した臨場感を与えてるんだ…
そして,絵画の様に美しいシーンと衣裳、マリー・アントワネット役のダイアン・グルーガーと侍女レア・セイドウの関係性が本篇の醍醐味…
朗読係りのレア・セドウの眼を通して描かれたフランス革命の悲劇の断章。だから当然と言うか、ソフィア・コッポラ監督の砂糖菓子好きなマリー・アントワネット嬢の描き方とは違って来る。 本編は〈ラスト・エンペラー〉の様な歴史絵巻やある意味で黒澤明監督の〈影武者〉とも共通する主題も在る。所詮其の支配者も豪華絢爛な衣裳を纏っているに過ぎない…。大事なのは心の気高さ、気品なのでは?と鋭く迫って来る。