P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2019-12-18
矢張り周防正行監督の徹底したrealism,描写の的確さ,終末医療の問題に取り組む大人の愛の映画だ!そして〈それでも僕はやってない〉同様に権力者側の驕り,不条理も又
ついのしんたく
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矢張り周防正行監督の徹底したrealism,描写の的確さ,終末医療の問題に取り組む大人の愛の映画だ!そして〈それでも僕はやってない〉同様に権力者側の驕り,不条理も又
重いテーマやし躊躇しましたが、観てよかったです。自分が一番信頼できる人は誰?とか後でいろいろ考えました。信頼できる人に出会えただけでも幸せだったのでは・・・
おっ重い!後味もよくない。しかし主人公である医師の彼女の心の動き、変化が丁寧に描かれてるとおもいました。
大沢さんがある意味スゴい怖かった。すべて見透かすような視線や言葉に震えました。正直役所さん以上の存在感のある名演技かと思いました。
「それでも…」の時もそうでしたが、重いテーマだけど久しぶりの周防作品だし当然観たいんだけど…などと思ってました。そして観ました、そして正解でした。賛否両論あるだろうなあと思うし実際その様です。ただ、それは映画の評価というよりはこの映画に描かれていること自体のことではないかと思いました。もっともそこがテーマでもないし、監督の意思でもあるし。役所サン、大沢、この二人がイイです!そして周防監督、この人はやっぱり天才です!
試写会行って来ました。俳優役所広司の真髄。嫌な奴的、大沢たかおと浅野忠信。みんな達者です。