リヴィッド 作品情報
りびっど
晩秋。静かなハロウィンの日を迎えた小さな港町。母(ベアトリス・ダル)の自殺に心を痛めるリュシー(クロエ・クールー)は、陰鬱な記憶から逃れるべく新しい仕事を始める。身寄りのない老人たちの元を巡り、身辺の世話をする訪問介護ヘルパーだ。指導役のミセス・ウィルソン(カトリーヌ・ジャコブ)と利用者の家を回るうち、車は田園地帯を抜けて大きな古屋敷に辿り着く。そこはかつて、厳格なバレエ教師として名を馳せた老婦人ジェセル(マリー=クロード・ピエトラガラ)の邸宅だった。ひとり娘のアナ(クロエ・マルク)に先立たれた彼女は昏睡状態となり、今は寝室で死人のように眠ったまま。孤独と沈黙に支配され、薄闇のなかで主と共に朽ち果てるのを待つばかりの屋敷にリュシーは圧倒される。研修初日を終え、漁師をしているボーイフレンドのウィル(フェリックス・モアティ)と合流したリュシーは、酒場で疲れを癒しながらジェセル邸の伝説を語る。資産家だった彼女は館のどこかに秘密の財宝を隠した……。素行の悪いウィルは悪友のベン(ジェレミー・カポーヌ)を誘い、リュシーに強盗計画を持ちかける。最初は渋っていたリュシーだが、父が恋人との同棲を望んでいると知り、犯行に加わる決意をした。もし大金があれば、どこか遠くできっと自由気ままな新生活を始められると考えたのだ。夜も更けた頃、ジェセル邸へ忍び込んだ3人は、ひとつだけ固く閉ざされた開かずの間を発見。鍵を入手し部屋に押し入ると、そこには死んだはずのアナが純白のバレエ衣装に身を包み、美しい人形のように佇んでいた。闇夜に悲しげなメロディが響き、ゆっくりと踊るように回転を始めるアナ。禁断の扉は開かれた。異次元の魔界と化した屋敷のなかで、想像を絶する惨劇の宴が始まろうとしていた……。
「リヴィッド」の解説
「屋敷女」のジュリアン・モーリーとアレクサンドル・バスティロ監督によるフレンチホラー。森の奥深くにある洋館に隠された忌わしい秘密を巡り、少女たちが体験する恐怖を幻想的に描く。出演は「ゲンスブールと女たち」のクロエ・クールー、「陽だまりの庭で」のカトリーヌ・ジャコブ、「ラ・ピエトラ 愛を踊る女」のマリー=クロード・ピエトラガラ。
ホラー界の新鋭監督コンビが描き出すフレンチホラー。母の自殺を忘れるため介護ヘルパーを始めたリュシーは、指導役のミセス・ウィルソンと共に森の奥にある荘厳な古屋敷を訪れる。そこには娘に先立たれ寝たきりとなった老婦人ジュセルがいた。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2012年9月8日 |
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キャスト |
監督:ジュリアン・モーリー
アレクサンドル・バスティロ
出演:クロエ・クールー カトリーヌ・ジャコブ マリー=クロード・ピエトラガラ クロエ・マルク フェリックス・モアティ ジェレミー・カポーヌ ベアトリス・ダル |
配給 | キングレコード |
制作国 | フランス(2011) |
上映時間 | 92分 |
(C) 2011 LA FABRIQUE 2 / SND / PLUG EFFECTS / LA FERME PRODUCTION
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