ぼくたちのムッシュ・ラザール 作品情報
ぼくたちのむっしゅらざーる
ある冬の朝、モントリオールの小学校へ、牛乳当番のため早めに登校したシモン(エミリアン・ネロン)は、担任の女性教師マルティーヌが教室で首を吊って死んでいるのを見つける。シモンから事態を聞いた教師が全校生徒を校内から退出させるが、シモンの同級生アリス(ソフィー・ネリッセ)もその現場を見てしまう。事件から1週間が経ったが、子どもたちはショックを受け、学校は生徒たちの心のケアや後任探しの対応に追われていた。そんななか、アルジェリア系移民の中年男性バシール・ラザール(モハメッド・フラッグ)が代理教師の募集広告を見て応募してくる。採用されたラザールは、温和な性格から早々に子どもたちと打ち解けるが、その授業のやり方は決して洗練されたものではなかった。円形に並んだ机を直線に並べ替えたり、子どもには難解なバルザックの古典小説の口述筆記を課したり、古い文法用語を使ってフランス語の授業を行ったりした。子どもたちはラザールの授業に戸惑いつつも、徐々に以前の生活を取り戻していく。なかでもアリスはラザールの母国アルジェリアに真っ先に興味を持ち、写真を集めるなど、誰よりも積極的に新しい環境を受け入れようとするが、マルティーヌ先生の死を忘れることができなかった。そして、その現実を遠ざけようとする学校側の姿勢に疑問を持ち、先生の死を気にしていない振りをするシモンに苛立つ。一方、ラザール自身も、愛する人々の死を乗り越えなければならなかった……。
「ぼくたちのムッシュ・ラザール」の解説
モントリオールの小学校を舞台に、担任の自殺に動揺する生徒たちと、アルジェリア系移民の代理教師との心の交流を描くヒューマンドラマ。監督は、「本当に僕じゃない!」のフィリップ・ファラルドー。出演は、「いのちの戦場 アルジェリア1959」のモハメッド・フラッグ。第84回アカデミー賞外国語映画賞ノミネート。
2011年度アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたドラマ。教師が教室内で自殺を図ったモントリオールの小学校へ、アルジェリア移民のラザールが代理教師とし赴任。徐々に生徒たちと心を通わせるなか、彼が抱える“心の傷”が浮かび上がる。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2012年7月14日 |
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キャスト |
監督:フィリップ・ファラルドー
原作:エブリン・ド・ラ・シュヌリエール 出演:モハメッド・フラッグ ソフィー・ネリッセ エミリアン・ネロン ブリジット・プパール ダニエル・プルール エブリン・ド・ラ・シュヌリエール |
配給 | アルバトロス・フィルム=ザジフィルムズ |
制作国 | カナダ(2011) |
上映時間 | 95分 |
ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2020-06-01
本篇出演ブリジット・プパール主演の本邦未公開映画〈快楽の貪欲な本能〉カナダ映画を視聴。スタイリッシュ画像の美しい官能と少女の性も