トータル・リコール(2012) 作品情報
とーたるりこーる
近未来、“記憶”は簡単に売買されるようになっていた。大きな戦争を経て正常な環境を失った世界で、人々はわずかな土地を、裕福なブリテン連邦と貧しいコロニーという2つの地域に分けて暮らしている。退屈な日常に飽き、刺激を欲した人々は、人工記憶センターであるリコール社の人工記憶を買って不満を解消していた。コロニーで暮らす工場労働者のダグラス・クエイド(コリン・ファレル)も、来る日も来る日も工場で働く日々にふと嫌気がさし、リコール社を訪れる。しかし、彼が記憶を植えつけようとしたとき、突然、ブリテン連邦のロボット警官隊が襲撃してくる。クエイドは自分でも知らなかった戦闘能力を発揮して逃げ切るが、帰宅すると今度は彼の妻ローリー(ケイト・ベッキンセール)が襲ってくる。ローリーはクエイドに、記憶を消されて新しい記憶を植え付けられただけで、この世にダグラス・クエイドという人物は存在しない、と告げる。ローリーを振り切ったクエイドは、行く先で数々の謎のメッセージを受け取り、メリーナ(ジェシカ・ビール)と出会う。メリーナは信用できるのか? 自分は誰なのか? クエイドはその答えを見つけられないまま、ブリテン連邦とコロニーの運命を握る戦いに巻き込まれていく。
「トータル・リコール(2012)」の解説
1990年に映画化されたフィリップ・K・ディックの短編小説『追憶売ります』を再映画化したSFアクション大作。記憶を操作された主人公の戦いを描く。監督は、「ダイ・ハード4.0」のレン・ワイズマン。出演は、「マイアミ・バイス」のコリン・ファレル、「アンダーワールド 覚醒」のケイト・ベッキンセール。
アーノルド・シュワルツェネッガー主演でヒットした90年製作のSFアクションをリメイク。希望する記憶を販売するシステムで、“スパイになった”擬似記憶を購入した男。だが、それを機に彼は自分の意外な正体を知り、巨大な陰謀に飲み込まれる。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2012年8月10日 |
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キャスト |
監督:レン・ワイズマン
原作:フィリップ・K・ディック 出演:コリン・ファレル ケイト・ベッキンセール ブライアン・クランストン ジェシカ・ビール ビル・ナイ |
配給 | ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント |
制作国 | アメリカ(2012) |
上映時間 | 118分 |
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ユーザーレビュー
総合評価:3.88点★★★☆☆、8件の投稿があります。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2020-06-17
確かにフィリップ・K・デックの映像化作品〈ブレードランナー〉風なアジアン・tasteの街並みも…。此れでもかと云う位にentertainmentに徹した悪との抗争劇ー。バーチャルかリアルか判らなく為る自己との,記憶との闘い,SF要素満載のmiracleデイストピア・ムービー。シュワちゃん版が懐かしく想えるかも