加地等がいた 僕の歌を聴いとくれ 作品情報
かじひとしがいたぼくのうたをきいとくれ
1970年に生まれ、大阪で活動していたロックバンドを解散した後、突然フォークギターを手に、弾き語りを始めたフォークシンガー、加地等。織田作之助、太宰治などの無頼派作家の影響を受けた文学的な詞、優しく儚いメロディと歌声が紡ぎ出す歌は、『フェラチオしておくれ』、『チーズ・キムチ・チンポ』、『僕はダメ人間』といった大人になりきれない男の心情を吐露したものだった。そして、37歳で上京。しかし、東京で迎えた初めてのクリスマスイブの夜、一人で酒に酔い、右手に大火傷を負ってしまう。ギターが弾けず自暴自棄になり酒に依存、次第に精神のバランスを崩してゆく。その一方で、彼の音楽は徐々に人々の心を揺さぶり始め、39歳の誕生日に復活コンサートが企画された。時代は加地等に追いつこうとしていた。だが、ライブ直前に加地は姿を消してしまう……。あまりにも純粋すぎる表現と現実との折り合いに苦悩しながら、数々の名曲を残し伝説となった加地等の、東京での活動から2011年2月2日に40歳の若さで急逝するまでの2年半を追った。
「加地等がいた 僕の歌を聴いとくれ」の解説
長年のアルコール摂取による肝硬変が原因で、2011年2月2日に40歳の若さで急逝した大阪出身の天才フォークシンガー、加地等の生前の姿を追ったドキュメンタリー。監督は、上京した加地と知り合い、その音楽に魅了されて彼の姿をカメラで追い続けた堀内博志(「新任女教師 劇場版 愛してるとか 好きだとか」)。
太宰治などの影響を受けた詞と温かな旋律で注目されるも、右手に大火傷を負ったのを機に酒に溺れ、精神のバランスを崩し40歳で逝去したフォークシンガーの加地等。そんな彼の晩年を記録した映像を通し、独自の世界観に踏み込むドキュメント。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2012年3月31日 |
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キャスト |
監督:堀内博志
出演:加地等 岡敬士 |
配給 | SPOTTED PRODUCTIONS |
制作国 | 日本(2011) |
上映時間 | 74分 |
公式サイト | http://kajihitoshi-movie.perfect-world.me/ |
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