P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2018-11-21
ブレイク・ライヴリー主演のほぼ独演状態の大鮫とのサバイバル映画「ロスト・バケーション」を観てると、キム・キドク監督の独演場の実験映画の如き本編の事が頭を過った。イラン映画「これは映画ではない」も秀逸だったけれど、今の時代どんな形で在れ、訴えたいメッセージが有れば映像表現が可能何だ!本編見たく苦悩の末の監督業を賭けた韓国映画の名匠のリベンジとしても
ありらん
総合評価4.5点、「アリラン(2011)」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。
ブレイク・ライヴリー主演のほぼ独演状態の大鮫とのサバイバル映画「ロスト・バケーション」を観てると、キム・キドク監督の独演場の実験映画の如き本編の事が頭を過った。イラン映画「これは映画ではない」も秀逸だったけれど、今の時代どんな形で在れ、訴えたいメッセージが有れば映像表現が可能何だ!本編見たく苦悩の末の監督業を賭けた韓国映画の名匠のリベンジとしても
'08年『悲夢』以降、沈黙の3年間をギドク自身の独白のみで綴るドキュメンタリーだが、実は陰遁生活を送っている掘っ立て小屋も全てセットでその独白の一言一句も精巧に練られた台本?どこまでが事実でどこからがフィクションか(或いは全てがフィクション?)、ギドクの張り巡らした蜘蛛の糸に絡み捕られていくような奇妙な錯覚に陥る。
ギドク作品は余さず全て観てどっぷりハマった私のようなギドク中毒患者だけが観れば良い作品。