孔子の教え 作品情報
こうしのおしえ
紀元前501年の中国。晋・斉・楚の大国3国に隣接する小国・魯の国政は、権力を握る三桓と呼ばれる3つの分家により混乱していた。君主・定公(ヤオ・ルー)は安定した国を築くため、孔子(チョウ・ユンファ)に大司寇の位を授ける。孔子はその期待に応え、次々と改革を進める。殉葬など古い慣習の撤廃や新しい礼節の制定だけでなく、斉との同盟条約を無血で締結させ、外交でも力を発揮した。孔子の非凡な才能は各国に伝わり、他国の為政者は孔子に関心を寄せる。なかでも衛の君主・霊公の妻で実質的な権力者である絶世の美女・南子(ジョウ・シュン)は孔子を気に入り、自国に引き込もうと画策する。衛や斉から孔子を招聘したいという書簡が次々と届き、孔子の功績は季孫斯(チェン・ジェンビン)ら三桓も認めるところとなる。紀元前498年、孔子は国相代理となる。孔子は国相代理として、三桓の影響力を弱めようとひそかに動き出す。しかし、孔子の弟子・公伯寮の密告により、そのことが三桓に知られてしまう。三桓は定公を抱き込み、孔子を魯から追い出す。孔子は家族を残し旅に出る。しかし、顔回(レン・チュアン)や子路をはじめ多くの弟子たちが合流する。孔子たち一行の諸国巡遊の旅の先には、数々の出会いと別れのドラマが待ち受けていた。
「孔子の教え」の解説
『論語』で知られる孔子の半生を描く伝記映画。陰謀により国を追われ、14年にも及ぶ旅に出た孔子の姿を描く。出演は、「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド」のチョウ・ユンファ、「ウィンター・ソング」のジョウ・シュン、「四川のうた」のチェン・ジェンビン。監督は、「愛にかける橋」のフー・メイ。
儒教の始祖として知られる、中国春秋時代に実在した思想家・孔子の伝記ドラマ大作。紀元前6世紀。礼節を重んじる社会を築こうとし、自身の教え“儒教”を広めようとする孔子と弟子たちが歩んだ波瀾万丈の人生を、壮大なスケールで映し出す。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2011年11月12日 |
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キャスト |
監督:フー・メイ
出演:チョウ・ユンファ ジョウ・シュン チェン・ジェンビン ヤオ・ルー ルー・イー レン・チュアン マー・チンウー ピー・イエンチュン チャン・カイリー ワン・フイチュン カン・ジンミン シュイ・ホァンシャン |
配給 | ツイン(協力 アミューズソフト) |
制作国 | 中国(2009) |
上映時間 | 125分 |
ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。
P.N.「水口栄一」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2020-05-24
孔子は20歳くらいの頃からずっと関心があった。論語はとても明快で味わい深い古典だと思う。面白くてたまらない。だからこの映画を観て、震えるような感動を覚えた。