P.N.「ヤマグチゴロン」さんからの投稿
- 評価
- ★★☆☆☆
- 投稿日
- 2019-07-03
天草ジュリーよりは正直窪塚四朗の方が姿かたちについてはしっくりくるし、冒頭の合戦シーンなど切支丹と幕府の攻防を前面に打ち出したことで前作よりもリアルな「魔界転生」が見れると期待したのだが…。話が進むと?剣豪たちが四朗の配下・木偶人形にしか見えない!言い換えれば四朗と剣豪とのコミュニケーションが極端に不足している(編集のせいだろか?)!切支丹たちの無念を晴らすため幕府転覆プランを画策する四朗は無垢な信仰心を押し殺し、名だたる剣豪たちを(柳生一族を出汁にして)言葉巧みに反体制側に取り込む狡猾な策士であるべき(原作・由井正雪の役どころ~前作の沢田を見習って)!中途半端なキャラ設定は歯痒いばかりだ!伝説の剣豪、荒木や武蔵の文字通り化け物級の強さが伝わってこないのも残念至極。加藤又右衛門がとても惜しい!十兵衛との再戦の舞台を何故用意しない?柳生ストーリーがより脹らみ全体が締まったかと思うが…。