緑子/MIDORI-KO 作品情報
みどりこ
20XX年、東京都内某所。再開発が進む商店街の廃墟に、秘密の研究所があった。そこでは来るべき食料危機に備え5人の科学者たちが、ヒトとヘチマを交配させ、野菜と肉を兼ねた“夢の食物”の開発に取り組んでいた。しかし研究は行き詰まるが、ある晩、夜明け前の研究所に一筋の光が差し込む。それは、1万年に1度だけ地上を照らす“マンテーニャの星”だった。その大いなる力により、夢の食物“MIDORI-KO”が誕生する。その肉は大変美味だが、外敵から身を守るために高度な擬態能力を持っており、最初に出会った相手に情愛をゆさぶるフェロモンを発散する。科学者たちは歓喜するが、MIDORI-KOは食われることを拒否し、研究所を脱走してしまう。科学者たちは血まなこになって、どこかに飛び去ってしまったMIDORI-KOを捜しまわる。同じ町内で同種の研究をしている××大学農学部研究生のミドリという女性が、MIDORI-KOを飼育していることを突き止めた科学者たちは、密かにMIDORI-KOを奪い返そうと目論む。しかしミドリのガードは堅く、なかなか近づくことができない。そして食欲旺盛なアパートの住人たちも、隙あらばMIDORI-KOを食おうと狙っていた。
「緑子/MIDORI-KO」の解説
Dir en greyのPVなどで知られる黒坂圭太初の長編アニメ。色鉛筆による手描きアニメーションの作業工程のほとんどを1人で手がけた驚異の映像は、オタワ国際アニメーション映画祭を皮切りに、ザグレブ、アヌシーの世界三大アニメーション映画祭で絶賛された。声の出演は、舞台を中心に活動している涼木さやか。
アート・アニメ作家の黒坂圭太が10年以上の時間を費やし完成させた。商店街の廃墟で5人の科学者たちが、肉と野菜を兼ねた“夢の食物=MIDORI-KO”の開発に成功。だが食べられることを拒否したMIDORI-KOはどこかへ飛び去ってしまう。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2011年9月24日 |
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キャスト |
監督:黒坂圭太
出演(声):涼木さやか ゆうき梨菜 チカパン 三島美和子 あまね飛鳥 木村ふみひで 河合博行 山本満太 |
配給 | ミストラルジャパン |
制作国 | 日本(2010) |
上映時間 | 55分 |
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