Life in a Day 地球上のある一日の物語 作品情報
らいふいんあでいちきゅうじょうのあるいちにちのものがたり
YouTubeで募集した、2010年7月24日の真夜中の0時から24時間の日常のライフサイクルに沿った300以上のエピソードを繋いでいく。ほんの断片が採用されたエピソードもあれば、もう少し時間を割いて紹介されるエピソードもある。イメージによって繋ぐフッテージ群もあれば、1つのテーマにまとめられているパートもある。また殆どのエピソードは1回限りだが、いくつかは数回に渡り取り上げている。日本・東京の相川博昭は、8ヶ月前に妻を亡くし、息子と2人暮らしをしている。朝、息子を起こし、妻の遺影に線香を供える。ウクライナ・キエフのボリス・グリシェケヴィッチは、自然と共存しているザカルパチャの山羊飼いに密着する。アメリカ・グレイスレイクでは、妻がガンを患う夫が、これからの暮らしには家族全員の協力が必要だと、息子のボビーに理解させようとする。インドネシア・バリのソマ・ヘルミの家で25年以上働いているインド人のメイドが、満月の日に、ビシュヌ神のためのお供え物を用意する。自転車で旅をしている韓国出身のオクワン・ユンは9年と36日目の今日、ネパールのカトマンズにいた。ここまでに訪れたのは190カ国、6回車にぶつけられ、5回手術した。ペルー・アレキパでは、母を亡くしたアベルが通りで靴磨きをしている。子供1人にラップトップ1台という政策のお陰で、アベルはラップトップを手に入れる。アメリカ・ナパービルのクリストファーは今夜エミリーとシカゴに出掛ける予定で、彼女に告白するため、母親に電話でアドバイスを求める。UAE・ドバイで庭師をしているアヨマティは、仕事があって子供たちに仕送りができる現状に満足している。パルクールが得意なロシア・モスクワのアレクサンダーは、窓から外に出て塀を乗り越え、木に登り、動いているバスにしがみつく。スペイン・バルセロナのヴィルジニアは、家族に見守られながら、人間ピラミッドの頂点に登っていく……
「Life in a Day 地球上のある一日の物語」の解説
YouTubeで投稿された192カ国、8万本、4500時間分の動画から332組の映像を編集したドキュメンタリー。監督は、「ラストキング・オブ・スコットランド」のケヴィン・マクドナルド。第51回クラクフ映画祭ドキュメンタリー・コンペティション長編部門観客賞、第61回ベルリン国際映画祭パノラマ部門出品。
リドリーとトニーのスコット兄弟が製作総指揮を務めた、実験的ドキュメント。192カ国の人々からYouTubeに投稿された、“2010年7月24日の一コマ”をとらえた膨大な映像を厳選・編集して映画を製作、世界のある一日の営みを見つめていく。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2011年8月27日 |
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キャスト | 監督:ケヴィン・マクドナルド |
配給 | マジックアワー |
制作国 | イギリス アメリカ(2011) |
上映時間 | 95分 |
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ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2017-10-27
トニー・スコット監督とリドリー・スコット監督が製作総指揮をした本編を視ていたら監視社会を告発したオリバー・ストーン監督の〈スノーデン〉やトニー・スコット監督の〈エネミー・オブ・アメリカ〉を連想したね?後者は何てたってウィル・スミスとジーン・ハックマンが恰好いいんだぜ?ハックマンはF.F.コッポラ監督の〈カンバセーション盗聴〉の延長線上に有る役処でね??最高にサスペンスフル。同じ1日を公募して出来た本編の日常のドラマの幸福感もきっと監視社会へのアンチテーゼだろうとも?????????????