幸せパズル 作品情報

しあわせぱずる

南米アルゼンチンの首都ブエノスアイレス。マリア・デル・カルメン(マリア・オネット)は夫フアン(ガブリエル・ゴイティ)と2人の息子、長男イバン(フリアン・ドレゲール)、次男フアン・パブロ(フェリペ・ピリャヌバエ)の幸せを生きがいに家族を支えてきた専業主婦。窮屈な親戚付き合いや、妻や母としての務めに疲れることがあるものの、今でも夫からは愛されており、息子たちも立派に成長。それなりに幸せな生活を送る半面、どことなく満たされない気持ちも抱えていた。そんな彼女の人生を、50歳の誕生日にもらったプレゼントのジグソーパズルが一変させる。それまで気付かなかったジグソーパズルの才能に目覚めてしまったのだ。地元の売店で目にした“パズル大会のパ-トナ-募集”という広告に興味を惹かれた彼女は、家族に内緒で新しい世界に足を踏み入れる。広告主は、パズル大会の常連という大富豪の独身紳士ロベルト(アルトゥーロ・ゴッツ)。ジグソーパズルの常識にとらわれない彼女の才能に驚いたロベルトは、一緒に世界選手権を目指そうと誘う。夫に嘘をついて、ロベルトの邸宅に通ってゲ-ムの規則を学んでいくマリア。一気に花開いていく才能。世界予選となる全国大会制覇も夢ではなくなってきた。しかし、世界大会への出場は、遠くドイツへの旅を意味していた。思い切って全国大会出場の意志を家族に打ち明けるマリア。だが、夫には一笑に付され、自分の独立準備に夢中の息子たちからも相手にされない。皆それぞれに自分だけの生活がある家族。理解を得られないマリアは、ますますジグソーにのめり込んでいく。そして訪れる全国大会。周りの競技者の中には、マリアのような方法でジグソーを解いていく者はいなかった。戸惑い焦る彼女を、ロベルトがそっとなだめた。“君のやり方でやればいいんだよ”。パズルが開いてくれた広く新しい世界。マリアは旅立つことができるのか……?

「幸せパズル」の解説

ブエノスアイレスに暮らす専業主婦が、50歳を過ぎてジグソーパズルの才能に目覚めたことをきっかけに、自分の人生を切り開いてゆく。出演はベルリン国際映画祭銀熊賞受賞作「El otro」のマリア・オネット。監督は本作が長編デビューとなるアルゼンチンの新鋭女性監督ナタリア・スミルノフ。ベルリン国際映画祭出品作。

ベルリン国際映画祭で絶賛された、アルゼンチン発のドラマ。専業主婦として、家族の幸せだけを考えて生きてきたマリア。ひょんなことからジグソーパズルの才能を開花させた彼女は、パズルマニアの富豪とパズルの世界大会出場を目指すことに。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2011年10月1日
キャスト 監督ナタリア・スミルノフ
出演マリア・オネット ガブリエル・ゴイティ アルトゥーロ・ゴッツ ヘニー・トライレス フェリペ・ビリャヌエバ フリアン・ドレゲール ノラ・ジンスキー マルセラ・グエルティー ミルタ・ウォンス メルセデス・フレイル デニース・グロエスマン ジメーナ・ルイス・エチャズ パチョ・グエルティー ネストール・カニグリア
配給 ツイン
制作国 アルゼンチン フランス(2010)
上映時間 90分

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ユーザーレビュー

総合評価:4点★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「K」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2012-01-15

こんな日常を切り取った心温まる女性映画がアルゼンチンにあったのか!主人公主婦が誕生日の食事を彩るために様々な美味しそうなお料理にケーキを作るシーンから始まる。それは自分の誕生日。真面目で硬い感じもする主人公が柔らかくなっていくのがいい。

最終更新日:2022-07-26 11:03:31

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