P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2023-10-23
絵画と金銭の関係が解き明かされるドキュメント,ラストのタイトルバックにもフェイクなパロディ肖像画が複数出現して居て
しんあいなるきみへ
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絵画と金銭の関係が解き明かされるドキュメント,ラストのタイトルバックにもフェイクなパロディ肖像画が複数出現して居て
レオナルドの工房作かダ・ヴィンチの影響に止まる作か,古典絵画に潜む真偽と現代オークションでの大金に絡むミステリー,アートの価値とは何か考えさせられるドキュメント
また宗教画を見詰める庶民の信仰対象としてのダ・ヴィンチ風のclassic画,画法等の推測から「男性版のモナリザ」とも。宗教的な感情が巨額の金銭感覚とアンビバレンスな関係に置かれる現代人の矛盾とも見える
父と子と聖霊の三位一体の画。
神仏像・画が男女を超えた存在性を有しているように、こちらの画も、超えた存在を私たちに、感じさせる。
目、キリスト教における創造主のアイコンは、日本語では、メ、Xに通ずる。これは、偶然だろうか?
日本語で大切なのは、漢字ではなく、響きであることは、昔から言われている。日本が、キリスト教と深い関係があることも。
柔らかな光に包まれた時間を味わって下さい。
映画鑑賞と言うより、光を感じ、包まれる体験と言えるでしょう?