P.N.「PineWood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2017-03-11
アルフレッド・ヒッチコック監督の方程式で日常生活から事件に巻き込まれるヒーローの系譜作品として映画(知りすぎていた男)と共に放映された。ロマン・ポランスキー監督のアレンジメントの仕方は、より現代的で骨太!!英国の事だけで無く、韓国で起きている大統領失脚の事等も思い浮かべて…。歴史や現代へのコミットメントのセンスでは現代のドイツ映画の作家も連想させた♪
ごーすとらいたー
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アルフレッド・ヒッチコック監督の方程式で日常生活から事件に巻き込まれるヒーローの系譜作品として映画(知りすぎていた男)と共に放映された。ロマン・ポランスキー監督のアレンジメントの仕方は、より現代的で骨太!!英国の事だけで無く、韓国で起きている大統領失脚の事等も思い浮かべて…。歴史や現代へのコミットメントのセンスでは現代のドイツ映画の作家も連想させた♪
ロマン・ポランスキー監督の戦場のピアニストの系列の社会派ミステリー…。ローズマリーの赤ちゃん等の力作とは違う軽快なテンポはとてもスリリングで捻りが効いている!若きユアン・マクレガーとキャメロン・デイアスの映画普通じゃないのコミカルさを思い出したが、本編はシリアスなヒッチコック監督タッチで貫かれる…。ラストの諷刺もいいー。
「安定感のある外さない作り」ととらえるか、「これといって特徴のない出来」とらえるかで評価がわかれる所。同じ監督の昔の映画が好きな人なら、懐かしさを感じるシーンがいくつもある。
余談だが、序盤でCIAの話が出た時に、「ボンドを政治家にするからだ。」と、つい思ってしまった。
謎めいた冒頭と共に流れる音楽。気になる出だし。最初ライターだけに執筆シーンで少々中弛みがありましたが。中盤からラストいったいどうなるのかと思いドキドキ。してましたら。えっ?もう終わり?みたいな。二転三転する展開と評価されてたいために期待してたので少しし過ぎてたのかな。ただ二時間という短くもない時間の中でもう?と感じたならその分ひき込まれたと考えられるわけで。となるとスゴいのでは
元英首相の回想録執筆者に選ばれた男の怖い話。前任者の不審死に加え、初対面でも如才なく惹き付けて止まないラング元首相の微笑。その裏に大きな謎が…。ラングとは先のブレア首相で、映画がイラク戦争の大量破壊兵器捏造をヒントにしているのは明らかだ。主人公が解明していくCIA、軍産複合体といったキーワードを並べるだけで、観客の背筋を寒からしめる、ポランスキー監督の面目躍如だ。