大鹿村騒動記 作品情報

おおしかむらそうどうき

雄大な南アルプスの麓にある長野県大鹿村でシカ料理店を営む初老の男・風祭善(原田芳雄)は、300年以上の歴史を持つ村歌舞伎の花形役者。ひとたび舞台に立てば、見物の声援を一身にあびる存在である。だが実生活では女房に逃げられ、あわれ独り身をかこっていた。そんなある日、公演を5日後に控えた折も折、18年前に駆け落ちした妻・貴子(大楠道代)と幼なじみの治(岸部一徳)が帰ってくる。脳の疾患で記憶をなくしつつある貴子をいきなり返され、途方に暮れる善。強がりながらも心は千々に乱れ、ついには芝居を投げ出してしまう。仲間や村人たちが固唾を呑んで見守るなか、刻々と近づく公演日。そこに大型台風まで加わって……。ハテ300年の伝統は途切れてしまうのか、小さな村を巻き込んだ大騒動の行方やいかに……。

「大鹿村騒動記」の解説

美しき日本の山村で“芸能の原点”を守ってきた人々の姿を描く群像劇。監督は「行きずりの街」の阪本順治。出演は「ロストクライム 閃光」の原田芳雄、「人間失格」の大楠道代、「まほろ駅前多田便利軒」の岸部一徳、瑛太、「これでいいのだ!!映画・赤塚不二夫」の佐藤浩市、「告白」の松たか子、「ライフライン」の石橋蓮司、「釣りバカ日誌」シリーズの三國連太郎。

阪本順治監督が、実力派俳優を結集させて放つドラマ。300年にわたって村民に受け継がれる歌舞伎“大鹿歌舞伎”の公演が迫る、長野県・大鹿村。その稽古に励む男のもとへ、別の男と出ていった妻がひょっこりと現れたことから騒動が巻き起こる。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2011年7月16日
キャスト 監督阪本順治
出演原田芳雄 大楠道代 岸部一徳 佐藤浩市 松たか子 瑛太 石橋蓮司 三國連太郎 冨浦智嗣 小倉一郎 でんでん 加藤虎ノ介 小野武彦 笠松伴助 中沢青六
配給 東映
制作国 日本(2011)
上映時間 93分

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ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「ヨリ」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2011-07-20

岸部一徳さんに何度も笑った。妻を寝取られ、駆け落ちまでされた友を 諸事情により、意外にもアッサリ許してしまった(?)主人公・善を演じた原田さんとの 友情、掛け合いや、舞台の様子も良かった。 残念なのは 急に入った悲報。 今回 遺作となったこの映画の中では、とてもお元気そうな原田さんが 涙を誘った。 ご冥福をお祈り致します。

最終更新日:2022-07-26 11:03:32

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