ムカデ人間 作品情報

むかでにんげん

ドイツ郊外。NYからやってきた二人の若く美しいアメリカ人女性、リンジー(アシュリー・C・ウィリアムス)とジェニー(アシュリン・イェニー)はレンタカーでヨーロッパ各地を旅行していた。だがある夜、彼女たちは道に迷い、タイヤがパンクして森の中で孤立してしまう。携帯電話も電波圏外で繋がらず、二人は歩いて助けを求めることにする。雷鳴が轟き、雨が降り出す中、二人はようやく一軒の大きな家の灯りを発見。その家には引退した外科医のヨゼフ・ハイター博士(ディーター・ラーザー)が一人で住んでいた。博士は二人をリビングへ通すと、電話をかけるふりをしながらグラスの水に睡眠薬を混入、何の疑いも無くその水を飲んだジェニーとリンジーは意識を失ってしまう。二人は、博士自ら拉致してきた日本人男性カツロー(北村昭博)と共に、地下室に並べられた患者用のベッドに拘束される。博士は、自分がシャム双生児の分離手術のエキスパートとして知られる外科医で、半年前に三匹の犬の口と肛門を結合させ一つの生命体に変えることに成功、今回それを人間で行うという。A体、B体、C体の3つの人体の、ヒザの皿のじん帯を切除して四つん這いにさせ、A体の肛門とすべての歯を抜いたB体の口唇、同じくB体の肛門とC体の口唇を縫合して一体化させ、養分はAが口から摂取し、Bを通過してCの肛門から排泄させるというおぞましい手術、博士はそれを“ムカデ人間 第一シークエンス”と呼ぶのだった。やがて手術が始まり、遂に博士念願の“ムカデ人間”は誕生した。カツローを頭に、ジェニー、リンジーと繋がれた三人は、自らの異常な姿に泣きわめくが、博士はその姿を見て「美しい」と感涙にむせぶのだった。博士は“ムカデ人間”を従順なペットにすべく調教を開始、だがカツローはことあるごとに博士に反抗し、人間の尊厳だけは失わず、常に脱走と逆襲の好機を狙っていた。そんな中、刑事を追い払い、一安心して地下室に戻ってきた博士を“ムカデ人間”が手術用のメスで急襲、博士が気絶した隙に彼らは最後の力を振り絞って屋敷からの脱出を試みる……。

「ムカデ人間」の解説

人間の口と肛門をつなぎ合わせた“ムカデ人間”創造を夢見るマッドサイエンティストの狂気を描くカルト・ホラー。製作・監督・脚本はオランダ映画界の鬼才トム・シックス。出演は「ビタースウィート」のディーター・ラーザー、『HEROESファイナルシーズン』の北村昭博。

結合双生児の分離手術のエキスパートでありながら、その裏では人間たちの口と肛門を結合する“ムカデ人間”の創造に情熱を傾ける狂気の外科医。彼に捕らわれ、ムカデ人間にされてしまう男女3人が体験する恐怖を見つめた“ヤバい”ホラー。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2011年7月2日
キャスト 監督トム・シックス
出演ディーター・ラーザー 北村昭博 アシュリー・C・ウィリアムス アシュリン・イェニー
配給 トランスフォーマー
制作国 オランダ イギリス(2009)
年齢制限 R-15
上映時間 90分

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ユーザーレビュー

総合評価:3点★★★☆☆、2件の投稿があります。

P.N.「ハナモモ」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2019-09-20

グロ系好きには良い作品だと思います☆
今までにない発想の映画で驚かされました!!
普通の人にはお勧め出来ません(^_^;)

最終更新日:2024-11-06 17:06:06

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