母の道、娘の選択 作品情報
ははのみちむすめのせんたく
母親に帽子をかぶせられると鞄を手に取り、「私はちょっと外国へ」というのが口癖だった少女は、40年後、ニューヨークで映画を作り始める。きっかけは、職場の同僚がユダヤ人女性の罪悪感についてのエッセー集を書いたことだった。その出版記念パーティーで、自分の中にも、子供のころ憧れた外国なのに、日本を飛び出してしまった罪悪感があることに気づいた彼女は、その本の編集者と立ち話をした。この本の日本女性版もおもしろいのではと提案するが、編集者は全ページ白紙になると即答する。編集者の目には、日本女性はおとなしく、主張しないと映っているのだった。そこで、日本女性の強さや主張を世界に向けて送り出す決心をし、ニューヨークに住む日本女性たちに話を聞き回る。日本を出た理由、罪悪感、日米の働き方の違い、子供と仕事の両立など彼女たちの話は、親世代との比較となり、母と娘の姿が浮かび上がってきた。罪悪感に端を発した映画は、母娘3代に渡る映画へと成長した。
「母の道、娘の選択」の解説
ニューヨークで働く日本女性の姿を通して、彼女たちの親世代との比較を浮かび上がらせるドキュメンタリー。監督は、ニューヨークのロイター通信放送記者・我謝京子。2010年、ニューヨーク女性記者クラブ・フロントぺージ賞、ニューヨーク国際インディペンデント映画祭観客賞、最優秀文化ドキュメンタリー賞受賞。
ロイター通信の記者である我謝京子が、01~09年にかけてニューヨークで働く日本人女性を取材。日本を出た理由、日米の働き方の違い、仕事と家庭の両立などを彼女らから聞きながら、自身と母親の関係性を浮かび上がらせるドキュメンタリー。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2011年5月7日 |
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キャスト | 監督:我謝京子 |
配給 | 「母の道、娘の選択」上映委員会 |
制作国 | アメリカ(2009) |
上映時間 | 85分 |
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