大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇 作品情報
おおきけのたのしいりょこうしんこんじごくへん
大木信義(竹野内豊)と咲(水川あさみ)は、長い同棲生活の末、なし崩し的に結婚してしまった新婚カップル。新居に引っ越してみたものの、気分は一向に盛り上がらず、見当たらない炊飯ジャーを巡っていつものように痴話喧嘩を始める。そんな中、近所のスーパーに買い物に出かけた咲は、不気味なコート姿の“濡れた男”(柄本明)とすれ違う。男が懐に隠し持っていた白い物体に目をとめると、それは咲たちの炊飯ジャーのようだ。あわてて男の後を追いかけるが屋上に出たところで姿を見失ってしまう。そこには点々と続く水たまりと、その先に黒く澱んだ水を湛える小さなバスタブがあるばかりだった。屋上から階段を下りて怪しげな占いコーナーの前を通りかかると、咲は占い師の女(樹木希林)から「探し物?」と声をかけられる。「探し物なら地獄にあるわよ」と渡されたのは、何と地獄ツアーのチラシ。翌日、興味に駆られた信義と咲は再び占いコーナーを訪れる。胡散臭げではあったが、炊飯ジャーの行方を知っているらしい占い師に誘われるまま、地獄ツアーに申し込む羽目に。一泊二日の旅支度を整え、集合場所の屋上にやってくると、ガイドの但馬(片桐はいり)が例のバスタブが地獄の入口だと指し示す。冗談半分で汚れた水に手を入れた信義は、あれよあれよという間にバスタブに吸い込まれ、咲も仕方なくその後を追うのだった。地獄にやってきた二人は、絶対に振り返ってはいけないという一本道で振り返り、その結果、地獄をさまよい歩くことになってしまう。得体の知れない“赤い人”(でんでん)に襲われたり、青い肌の美少女・ヨシコ(橋本愛)と出会ったり、やっとたどり着いたホテル“いいじま屋”ではいいじま(荒川良々)から訳の分からない案内を受けたり、奇妙キテレツなことばかり。果たして二人の新婚“地獄”旅行はどうなるのか。そもそも“地獄”とは一体何なのか。そして、二人は失いかけた情熱と笑顔を取り戻すことができるのか……。
「大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇」の解説
劇作家・前田司郎の同名小説を「市民ポリス69」の本田隆一監督が映画化。新婚ながら倦怠期のカップルが、ひょんなことから地獄へ新婚旅行に出かけることになる顛末を描く。出演は「太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男」の竹野内豊、「女たちは二度遊ぶ」の水川あさみ、「悪人」の樹木希林、「劇場盤 怪談レストラン」の片桐はいり、「サビ男サビ女」の荒川良々、「冷たい熱帯魚」のでんでん。
気鋭の劇作家、前田司郎の小説が原作の喜劇。長い同棲生活を経て結婚したため、新婚にして倦怠期を迎えている信義と咲の夫婦。そんな2人が1泊2日の“地獄巡り”に出掛け、奇想天外かつ抱腹絶倒な旅をしながら、愛情を再熱させていく。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2011年5月14日 |
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キャスト |
監督:本田隆一
原作:前田司郎 出演:竹野内豊 水川あさみ 荒川良々 片桐はいり 樹木希林 柄本明 でんでん 山里亮太 山内圭哉 村松利史 緋田康人 大堀こういち 綾田俊樹 山本浩司 森田ガンツ 橋本愛 平田敬士 鈴木福 |
配給 | ギャガ |
制作国 | 日本(2010) |
上映時間 | 121分 |
ユーザーレビュー
総合評価:3.8点★★★☆☆、5件の投稿があります。
P.N.「ゆの」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2020-09-28
竹野内さん、陰のある役が多いけど、こういう役の方が合っているような気がする。映画の内容も、笑えてホッコリできて面白かった。あまり知られていない映画だけど、もっと たくさんの人に是非 観て欲しい。
小さい頃の鈴木福くんや もっと若い頃の橋本愛さんも出ている貴重な作品で、演技が上手い役者さんが たくさん出ているのでキャスティングも面白いと思います。